スルガ銀行VISAデビット(リザーブドプラン(Visa機能付き))【募集終了】 レビュー(1)

このカードは本来、銀行のローンカードであってクレジットカードではありませんが、VISAブランドが付帯しているため、同行が発行するVISAデビットカードと同様に実店舗や通販でのショッピング利用が可能という特徴があります。

キャッシングのカードとしてみた場合、銀行発行カードというだけあって最高金利が年14.9％に抑えられており、年18％が普通のクレジットカードより有利になる模様です。

しかしこのカードにはそれ以上のメリットが。
スルガ銀行デジタルビジネス部が発信する私設広報部ブログの「ニューミドルマンを目指して」によりますと、このカードを利用して海外でショッピングをした場合、クレジットカードで決済した場合だと1.6％（V/M/J）～2.0％（Amex）程度は課せられる「海外事務手数料」がかからないそうです。
かかるのは最大で年利14.9％の金利のみ。しかしこれは当然ながら日割り計算なので、1日あたりの金利は「0.041％」です。
ということは、海外でショッピングをして帰国後早期に返済した場合、クレジットカードより得する可能性が高いです。

ex.　海外で2000ユーロ（TTM 1EUR=110円で計算）をショッピング利用した場合

海外事務手数料1.63％（銀行系VISA・MasterCardでは標準的）のクレジットカードで決済した場合の手数料
・適用為替はTTM+1.63％の1EUR→111.793円
・よって1回払いの場合の請求金額は2000EUR→223,586円

リザーブドプランを利用した場合
・適用為替は1EUR→110円
・よって利用時点での日本円換算額は2000EUR→220,000円
・帰国後、利用から30日後に全額返済した場合の金利は220,000×14.9％/365×30＝2,694円
・よって返済額の合計は222,694円

リザーブドプランを利用した場合、クレジットカード利用の場合につく0.4～1％程度のポイントは付かないため、実際の損益ラインはまた違ったものになるでしょうが、帰国後数日以内に返済できる場合は、このカードを使うとトクする可能性が高いと思います。

また海外キャッシングでも、同社が発行するVISAデビットカードのみならず、最近ではクレジットカードでキャッシングする場合も課せられるのが普通となった105～210円の「ATM手数料」が今のところかからないそうです。
先述したとおり、金利の面での優遇があることを合わせて考えれば、キャッシングでも他のカードより得する可能性が高いと思います。

一見すると単なる銀行ローンカードですが、活用次第で海外では大いに得する可能性を秘めたカードだと言うことが出来ると思います。