スーパーIC カード KIPS+PiTaPa 三菱UFJ-VISA【募集終了】 レビュー(2)

昨年の4月で新規募集を終了しているPiTaPaとKIPSポイントカード、それに三菱東京UFJ銀行のクレジットカード・キャッシュカードが一体となった当カードですが、
近鉄中心にPiTaPaエリアでの利用がそれなりにあるため、駆け込みで昨年3月に取得しました。ほぼ同時にこれまた新規募集を終了したVisa Touchのカード型も取得しています。

三井住友やJCBほど目立たないながらも、入会翌々月末まではポイント5倍キャンペーン（2.5％還元、リボ登録をしていた場合は3.0％還元）をするなど、三菱東京UFJ-VISAは銀行系カードとしてはそれなりに健闘しているカードではないか、というのが持ってから10ヶ月程度たった今現在での感想です。

ただ当カードにかぎらず、現在も募集しているSuica/PASMO一体型やゴールドの一体型にも共通することですが、不便と思っている点がひとつ。
単体型はいいのですが、一体型は三菱東京UFJ銀行預金口座のオンラインサイトを経由しないとクレジットカードのオンラインサイトへ移動する事が出来ません。

他のカードと比較するとワンクッション余計に必要で、知りたい情報に行き着くのに手間がかかる印象です。
今は解約した三井住友のWebサイト（Vpass）についても、カードの有効期限とセキュリティコードを要求されるシーンが有るのが面倒だと感じていましたが、共に何とか改善されないのかと思う今日この事です。

JCBのmyJCBはなかなか良い出来だと聞いていますので、他社でも出来ないとは思えないのですが・・・・

三菱東京UFJ銀行のキャッシュカード一体型クレジットカードは、現在では交通系電子マネー非搭載の一般カードが募集終了しているため、Suica・PASMO一体型かこのPiTaPa一体型の中から選ぶ必要があります。

さて、関東ではSuicaないしPASMO一体型が積極的に募集されているのに対し、関西の店舗ではこのPiTaPa一体型カードが募集されているかと思います。
そして、私が済む中京圏の店舗においてある申込書も、このPiTaPa一体型のものです。名古屋まで近鉄が路線を伸ばしているのが影響しているのでしょう。

ただ、関西地方の人は頻繁に私鉄か地下鉄の路線を使われるかと思いますので余り問題にならないでしょうが、中京圏在住の人でこのカードを持とうかと考えている方には、一つ注意しなければならない点があります。PiTaPaは年に1度以上利用しないと、管理費として1,050円が徴収されてしまうということです。

他のクレジットカード、三菱東京UFJ銀行が募集するカードでもキャッシュカードとの分離型では、PiTaPaはクレジットカードとは別に発行されているので、利用しないのならPiTaPaだけ解約すればいいのですが、このカードはクレジットカード・キャッシュカードとの一体型なので、そう容易に分離することはできません。
よって中京圏の人がこのカードを持つのなら、年に1回はこのカードを使って近鉄に乗るか、名駅にある近鉄系の店舗でPiTaPaをショッピング利用する必要があります。
それをする見込みがないのであれば、キャッシュカードとの分離型カードか、TOICAエリアでも使えるSuicaとの一体型カードを選ばれたほうが、後悔することはないでしょう。