DCMX【募集終了】/ドコモ自身扱いに困っているのでは (0) 

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DCMX【募集終了】
評価点数 星2つ(2)

レビュー内容

スタート時点から良い印象を抱けませんでした。クレファンご利用の方であればご記憶かと思いますが、以下の記事をご参照ください。

「かっこいいカードがほしかった」──ブランドにこだわるDCMX
http://bizmakoto.jp/bizmobile/articles/0604/04/news106.html

冒頭を引用いたします。
『ドコモの夏野剛氏は、DCMXの発表会(4月4日の記事参照)で、DCMXのブランド戦略について話した。同氏は、クレジットカードには「どうもかっこいいカードがない」と嘆く。「普段あまり使っていないものも含めて、今自分が持っているカードをいくつか思い浮かべてみても、みな今ひとつだ」
 だからこそ「DCMXでは、あらゆるフェーズでデザインにこだわった」(夏野氏)という。』
どうして他を揶揄しなければいけないんだろう、と当時からクレジットカードが好きであった自分は悲しくなってしまいました。

カードデザインは悪くありません。しかしよくよく見れば、通貨記号・コインとダイヤルキーを組み合わせたエンブレムは洗練されたものではなく、少なくとも他を卑下できる程に傑出したデザインではない、と私は考えています。
また上記記事によれば請求書デザインにも手を掛けたそうですが、特筆すべきデザイン性や分かり易さが見られるものでもありません。

DCMXに取り組む際、ドコモは各カード会社との提携カードを終了させましたが、今ではDCMXの扱いに悩んでいるのではないでしょうか。DCMXを本業の営業活動やブランドプロモーションに活かせているようには思えません。
開始当時は夏野氏というiモードの立役者がDCMXを先導(扇動?)していましたが、結果的には一人の目立ちたがり屋に会社全体が振り回されただけであったように感じています。

Edyチャージでの優位性や還元率、キャッシュバックなどの還元方法などから「ソフトバンクを使っていなくても SoftBankカードはアリ」と言われる一方、「ドコモユーザであってもDCMXを使う意味は…」とされてしまうのが DCMX の実態だと思います(私は日本テレコム・J-PHONE時代から付き合いのあるソフトバンクとの契約を現在ではほぼ打ち切っており、ソフトバンクを評価するわけではありません)。

「ドコモショップでの端末購入価格を数千円下げられる」「日曜日はポイント3倍」以外の機能は他のカードで代替可能です。端末価格についても、公式Webショップや他の代理店を使う場合には価値ではなくなりますし、ドコモショップでのリベートもいつまで続くか分かりません。
いわゆる「スーパーホワイト」の方にとっては、携帯電話端末を割賦購入したり、併せて本カードを申し込んで(承認された暁には)決済履歴を蓄積していく、という入門カードとしての価値はあると思います。
しかし、一年以上持ってみて魅力を感じられなかったこと、最初の出会いが上述のように悲劇的なものであったことから、3点以上をあげたくないカードとなります。

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