アメックス・プラチナになってから、まだそれほど日がたっているわけではないのですが、実際にホルダーになってみて、思ったことをレビューとしてコメントいたします。
「ホルダーになって思った事」というよりは、アメプラホルダーの方がさんざん書いてこられたことを私も確認できました、というのが正しいかもしれませんが。
アメックスのサービスやデザイン等に非常に満足しており、年間14万円もの会費も相応と感じております。(会費については後述)
なので、カードレビューの評価は最高の5を付けました。
w_loverさんの雑談にもコメントした通りです。
https://qa.crefan.jp/qa6121.html
私自身はサラリーマンで秘書がいるほどの役職でもなく、海外も含めた出張がそこそこありますが、基本的には自分で手配する必要があります。
ホテルの会員権も、たとえばAccorのプラチナ、spgのゴールドになれる程度にホテル利用をすることはありますが毎年というわけでもありません。
これらのホテルの上級ステータスを維持するために、出張先によっては多少不便なホテルの選択をしたりするのでは、本末転倒になってしまう。
とは言え、プラチナかゴールドかで、ホテルから提供していただけるサービスには大きく差があります。このため「ホテルグレードアップ修行」みたいな宿泊をするのも、若いうちならまだしも、いまさらそれも無駄に思えます。
このように、部下はいるけれども、秘書はいないサラリーマンからすれば、旅行の手配全般を受けつけてくれて、場合によってはこちらの想定を上回る提案もあり、飛行機のアライアンスにかかわらずにラウンジも利用できるプライオリティ・パスも付き、ホテルの会員権のアップグレードも宿泊数にかかわらず保障してくれるのであれば、旅程やホテル選択の自由度もそれだけ広がることになります。
このサービスが年間たったの14万円で受けられるのであれば、大満足と言えます。
一方、これは推測と妄想に基づく私見ですが。。。
たとえば会社役員とかサラリーマンでも役付で秘書もいるような人とか、本当のお金持ちにとっては、逆説的になりますが実はあまり必要がないカードなのだろうと思います。
秘書がいれば、ホテルや移動の手配は、コンシェルジェ以上に細かく本人のスケジュールや好みに対応した手配をしてくれるでしょうから、コンシェルジェサービスがあることのメリットはあまりない。
プライオリティ・パスやホテルの会員権のアップグレードも、ビジネスクラス利用が日常で、ホテルも多少高くても困らない人であれば、ラウンジの利用はついていて当たり前だったり、それなりにグレードの高い部屋の予約も可能なので、会費を払い、さらに別途にカード会員のアップグレード登録をしなくても、あまり変わらない。
(下手をすると、そういうカードを持ち歩くこと自体が手間や時間の無駄、とすら言えるかもしれません。)
また、一見さんお断りのお店も、伝手をたどって何人かに電話すれば紹介もいただくことは可能でしょう。
ウォーレン・バフェット氏やビル・ゲイツ氏やがグリーンカードなのも、上記のような見方が正しいとすれば、自然な結論のようにも思えます。
ということで、レビュータイトルの「秘書のつかないサラリーマンには最高のカード」とつけさせていただきました。
<蛇足>
会費の14万円についてですが、私は次のように考えています。
会費が高いとおっしゃる方もいらっしゃるのは承知しており、確かに気軽に払えるような金額でもありません。
これは、プラチナホルダーになって日が浅く、多少浮き足立っている者のコメントとしてお聞きいただければ幸いです。
プライオリティ・パスやホテル会員権のアップグレードは目に見えるメリットとして計算しやすいです。
今回、考えましたのは、特にコンシェルジェのサービスを24時間提供することについてのコストをどう見るか、という事です。
英語のサービスであれば、アメリカ⇒オーストラリア⇒イギリスと、24時間昼間の時間帯のコールセンターサービスを利用して対応が可能ですし、かつそれぞれの地域で十分な利用者が見込めるので、サービス体制の充実とコスト負担を均質化できそうです。
一方、日本語の24時間サービス対応を日本だけで運用するのであれば、夜間はその分の割増料金が発生します。また、24時間、対応できる人材を常に日本だけで確保しておかなければなりません。
海外に滞在する日本人を採用したコールセンター業務を提供しているところもありますが、業者のコストや契約締結など、結構大変と聞きました。
そして日本の夜の時間にサービス体制を構えていても、利用者は限られると思います。
(日本人のプラチナホルダー<アメリカ+オセアニア+中東+ヨーロッパのプラチナホルダー となるかと思うのですが。)
結果、サービス体制の構築にかかる費用を限られた会員に負担してもらうことになるため、コストがアップすることになります。
この結果、24時間、常に利用者もサービス提供者もいる英語の場合と、利用者も限られており、かつサービス体制の構築にはお金がかかる日本の場合とで、3倍程度の差が発生してもおかしくはないだろうなと思っています。
海外口座を開けて、クレジットカードの精算ができ、かつ英語でのサービス提供に困らない人であれば、そちらの方がコストパフォーマンスも良く、またインビテーションを待つ必要もないので、そちらの方がベターと言えます。
しかし、日本人にとってはインビテーション制にし、かつコストが三倍となるのは必要経費と割り切る意見もあってよいのではないかと思いました。
繰り返しになってしまいますが、上記のコスト概算は推測でしかありません。もしよろしければ、ご意見や知見によるコメントなどいただければ幸いです。
長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。