ファミマTカード(ファミマクレジット)【募集終了】/電子マネーの盲点/QUOカードと組み合わせて3.3%還元を実現 (0) 

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ファミマTカード(ファミマクレジット)【募集終了】
評価点数 星4つ(4)

レビュー内容

このカードが対応している電子マネーはポストペイ型のiDのみであり、ファミリーマートで取り扱われる電子マネーであるEdyやWAONへのチャージには利用できません。

また、ファミマで唯一利用できるクレジットカードであるのは確かですが、その還元率はショッピングポイント部分を除けば0.5%に過ぎず、同じく200円につき1円相応のポイントが付与されるEdy・WAONと差別化が図れていないように見えます。EdyやWAONには、チャージ時にポイントが付与されるカードも存在します(Softbankカード、auじぶんカード、イオンカードセレクトなど)ので、ファミマでの支払いでこのカードのクレジット機能を使うことは余り意義のないことのように見えるでしょう。

しかしこのカードは、ファミマが自らクレジット会社を設立し、そこから発行する形をとっているため、他のコンビニ提携カードでは支払うことができなかったり、支払えたとしてもポイントが付かない分野でも、カード決済をして200円につき1円相応のTポイントが得ることが可能だったりします。

代表的なのが「収納代行」。ファミマで取り扱う諸種チケットや、コンビニ支払いが可能な公共料金・税金・保険料の一部を当カードで決済できます。最近は税金などで取り扱い縮小の動きも見られますが、可能なうちは積極的に使っていくべき分野といえるでしょう。

また金券類・商品券類の購入にも利用可能です。
特に注目すべきはプリペイドカードの「QUOカード」。これはファミマのほか、セブン・ローソン・サークルKサンクス・ポプラといったコンビニ等で利用が可能な磁気カードですが、コンビニでは5000円で5070円分、10000円で10180円分の利用が可能な金種を取り扱っています。それぞれの割増率(オトク率)を計算すると「1.4%」と「1.8%」。後者はそれ単独でさえ、Viewカード(本体発行)にてチャージしたSuicaやSoftbankカード・auじぶんカードなどでチャージしたEdyを用いて決済した時の還元率である「1.5%」を上回り、電子マネーと十分張り合える存在です。
そしてファミマでは、この「QUOカード」の購入にもファミマTカードが使え、0.5%のクレジットポイントが得られる(ショッピングポイントは対象外)ため、トータルの還元率は「1.9%」・「2.3%」とという驚異的なものとなります。
そしてファミマでQUOカードを使って買い物する際も、ファミマTカードを提示すれば1.0%のショッピングポイントが得られるので、トータル還元率は「2.9%」・「3.3%」となります。火曜・土曜のショッピングポイント2倍デーであれば、最大「4.3%」の還元が得ることが可能となるでしょう。
自分の行動圏内にファミマがある場合、普段は別のコンビニを利用する場合であっても、ファミマTカード+QUOカードの技で最大「2.3%」の還元率を得ることは可能です。そのため、ファミマに限らずコンビニのヘビーユーザーであれば、ファミマTカードを持つ価値は大いにあると感じています。
収納代行ともども、いつまで利用できるか分からない手法ではありますが、利用できる限りは覚えていて損はないでしょう。

コンビニの直接発行であることの強みを今なお生かせているカードとして、私はこのカードを評価しています。

ただ、最近の信用情報漏れ事件など企業体質にまだ未熟さが見られる点があること、ポケットカードとの経営統合など先行きに不透明なところもあり、それらを考慮して「4」評価とします。

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