セゾンパール・アメリカン・エキスプレス・カード(デジタルカード対応)/「デザイン」と「セゾンのプロパーカード」を求める方向けの入門カード (0) 

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レビュー内容

日本において、AMEXブランドの低年会費カードを昔から募集しているのがクレディセゾンです。
とはいえ、以前はセゾンにおいてもAMEXブランドのカードは最低3,150円の年会費を掛けており(今のアメックス・ブルーに相応)、セゾンNEXTカードのように利用状況に応じて年会費を無料とするカードが辛うじて存在する程度だったと私は記憶しています。

しかし2000年代後半より、このカードを始めいくつか「年1回以上利用」など緩い利用条件で年会費無料を掲げるカードが現れて来ました。
特にこのカードは、それまで年会費3,150円のブルーカードにしか描かれていなかったAMEXの象徴・「百人隊長(センチュリオン)」を描いた条件付き年会費無料カードであり、デザインの面で評価できるものだと思っています。

セゾンは、それ以前より募集していたプロパーカードの「セゾンカード・インターナショナル」(V/M/J)より、最近はこの百人隊長デザインのカード(パール・ブルー・ゴールド・プラチナ)に軸重を置いているようで、航空会社の時刻表の裏面など様々なところでこれらカードの広告を見かけるようになりました。
セゾンカード・インターナショナルは「SAISON」の文字が大きく配列されたデザインであり、美観の面では難色を示される方が結構いらっしゃった(私見では流通系の垢抜けない印象が捨て切れていない感じでした)ようなので、百人隊長のカードにメインを移したのは同社のイメージ戦略上、正解だったと思っています。

「パール」と同じ百人隊長デザインのまま、「プラチナ」ランクのカードまでランクアップさせることが出来るようなので、永久不滅ポイントを掲げるセゾン・プロパーカードの入門としては最適の一枚でしょう。

ただ、セゾンが発行するAMEXブランドの年会費無料カードは提携カードのなかにもあり、アメリカン・エキスプレスセレクトの利用などAMEXブランドの特典の多くは、それら提携カードでも得ることができます。代表的なものは、西友での買い物が常時1%引きになる「ウォルマート・セゾンカード」、みずほ銀行のキャッシュカードと一体になった「みずほマイレージクラブカード」、ヤマダ電機と提携した「ヤマダLABI ANAマイレージクラブカード」など。
百人隊長のデザインが気に入っており、将来はそのデザインのままもっと上のランクのカードに格上げしたいという方や、プロパーカード限定の特典を得たいという方はこのカードを選ぶべきですが、特にカードのデザインにこだわらない人は、それら提携カードも選択肢に含めてセゾンの「1枚」を選ばれてもいいと思います(提携カードであれば、提携先の特典を享受することもできますので)。

また、AMEXは加盟店に課せられる手数料が高いことで知られており、日本においてもユニクロなど利用できない店舗がまだ多く存在する他、発祥国のアメリカを含む海外でも同じような理由でVISA / MasterCardと比べると利用できない店舗に巡りあう可能性が高いため、このカードを持たれるのであれば、予備としてV/Mブランドのカードも作成されることをお勧めいたします。

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