カード発行から 2週間ほど経過したので、続報を。
【展覧会中心にタカシマヤカードとの比較】
前回レビューで公平な書き方ができていない部分が一部ありました。年会費2,000円の一般カードだと、タカシマヤカードは展覧会入場料が半額になるだけなので、同伴1名まで無料の本カードの方が有利です。
高島屋ではメンバーズサロンや券売所で一々招待券または入場券を入手しないといけない点が面倒。しかし半券が手許に残るという楽しみがありますし、枚数カウントをしないのでかなりルーズな印象(優待による入場者数は、入場券の片隅を予め切り落としておくことで計数可能にはなっています)。
三越では入場の度にスワイプされますが、券売所に並ぶ必要がありません。これは博物館や美術館の会員制度に近い扱いですね。半券が手許に来ませんが、非常に楽。
また入場回数に制限があるわけではないので、気に入れば何度でも。私も東山魁夷展は日を改めて 2回観覧させていただきました。琳派展には同行者がいたので、これで年会費が掛かる二年目の分まで元が取れた、と(楽に何度でも見られることに価値が感じているので、あまり「元が取れたかどうか」という言い方はしたくないのですが)。
【利用タイミングの乏しさ】
現在開催中(~2015/02/02)の琳派展のショップでも、無料で観覧できた分、本カードで決済しようと考えていたのですが…、岡田美術館のグッズ販売であるためか、MIカード優待の対象外であり、国際ブランド経由の決済になるとのこと。メインカードでの決済になってしまいました。う~ん…。
展覧会はシャワー効果のためのイベントではあるのでしょうけれど、展覧会入場の記録しか残らないカード会員ってどう見られるのかなぁ…。いずれは優良顧客、という前向き&甘い見方をしていただければ嬉しいのですが。百貨店が求める優良顧客になんてなれるワケ無いですが。
【つながります】
他の百貨店やカードで恐らく見られないサービスだと思うのですが、
「つながります」
http://www.micard.co.jp/service/tsunagarimasu/
という制度が MIカードにはあります。これは契約や生計が別であっても、ファミリー登録することで全員の決済額が合算され、優待率も最も高い会員の率が登録者全員に適用される、というもの。
「まとめられたらお得なのに」という消費者ニーズに応えるもので、世代と場所を超えて家族同士を文字通りつなげるものですね。買物の経験や情報をお互いに共有するというのは男女問わず楽しいものです。家族の交流を促進するかも知れないこの制度。ちょっと感動しちゃいましたよ。『別名、三世代カード。』という謳い文句も素晴らしいと思います。
【ついでに琳派展感想】
素晴らしいものをたくさん見させていただきました。
ですがやはり思うのは、「金色好きじゃねぇ」…w。
でもきっと日本人って基本的に金色大好きなんですよね。
例えば、現在古色蒼然とした仏像も、当時はキンキラキンで極彩色のお堂に祀られていたワケで。
また「侘び寂び」と敢えて言語化されている、ということは、豪華絢爛がデフォルトだということですよね。
ゴールドカードは永遠にゴールドカードなんだろうなぁ、と悟りました。
私の持ち物で金色の物って、金属接点(ケーブル類のコネクタ・端子やICカードやメモリカードのそれ)とゴールドカードだけなんですよね。あ、あと画鋲かな。もう少し身の回りの金色を少なくしたいところです(笑)。