三越M CARD(エムカード)【募集終了】/衝動入会と、かのサインの発見 (3) 

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三越M CARD(エムカード)【募集終了】
評価点数 星3つ(3)

レビュー内容

あ…ありのまま最近起こったことを書き留めるぜ!
「おれは、銀座で松屋カード入会を考えていたと思ったら、いつの間にか日本橋で三越Mカードを手にしていた」
な…何を書いているのか分からねーと思うが、おれも何をしたのか分からなかった…。
頭がどうにかなりそうだった…催眠術とか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえ。
三井越後屋お主も悪よのぉいえいえお代官様こそくっくっくっ…の片鱗を味わったぜ…。

…分からない人は分からないままの方が良いネタの劣化パロディです。
気を取り直して。

本当に即時発行って可能なんですね。エンボスのフォントがちょっと「モニョ」っとなっている感じはしますが、カードカウンターの奥の部屋からしっかりとしたカードが登場しました。
現在開催中の東山魁夷の展覧会と今月下旬から予定されている琳派の展覧会(パチンコマネーで完成した岡田美術館@箱根より出展)に釣られました。
松屋銀座での古田織部展はとても面白いものでした(織部だけで展覧会成り立つのか?という予想を裏切られ)。松屋も展覧会の入口でカード勧誘すると良いのに。

ちょっと気付いたことを。

【申込方法】
Windows? タブレット上の専用アプリで全て完了。電磁誘導式でしょうか?電子ペンでの書き味が数年前よりも格段に良くなっていました。東急百貨店でも似たようなツールで入会申込を行なっていますね。
引き落とし口座登録もキャッシュカードと暗証番号で即時完了。
手書き文字の認識精度は高いのですが、漢数字の「一」と長音記号「ー」とは区別し辛いので、認識後に補正しましょう。

【券面デザイン】
三越Mカードは、伊勢丹アイカードの群青色ではなくグラデーションの掛かった空色。三越と空色との関連性が全然分からないデザインなのであまり好きになれないかなぁ、と思ったのですが…。なんと、やなせたかし氏の「Mitsukoshi」の筆記体文字が地紋のようにデザインされているではありませんか。そのことに気付いて、一気にありがたいデザインに変わってしまいました。
角度によって色味が変わる透明感溢れる券面です。

【MIカードロゴマーク】
M や i の文字を組み合わせたものだと思うのですが、まとまりが無くバラバラで強さを感じさせないデザインですね。元々縦長ロゴの下に "MICARD" と文字を並べ、縦に間延びさせているのもかっこ悪い。
カード券面をシンプルにしたり、視線のポイントを絞りつつも重たさを感じさせないようにイシュアロゴを改定する昨今(例えば JACCS も枠を外し始めましたし)、もうちょっとやり様があったのでは、と思います。せめて、VISA/AMEX のホログラムシールと同様に裏面に隠してしまえば良いのに。この不統一感は、大阪駅上での失敗を暗示していたかのようです(←言い過ぎ。

【タカシマヤカード(など)との比較】
百貨店カードということで、比べてみます。
▼書籍も優待・ポイント対象?
サービス案内を読む限りでは書籍も優待対象で、タカシマヤカードよりも有利です。高島屋の展覧会で図録を買うとき、ポイントが付かないので敢えて他のカードで決済せざるを得ないのですよね。
今後利用明細・請求明細で確認しないといけませんが、三越では気にせずに本・図録を買えそうです。
▼税抜3,000円という線引き
一回の決済金額が税抜3,000円以上であれば優待(請求時の値引き・値引率は前年度利用金額による)となりますが、これを下回ると優待ではなくエムアイカードポイント積算の対象となります。これが面倒。
一律ポイントとするのは、高島屋・大丸松坂屋・東急など。一律値引きとするのは松屋(DCカードのポイントも付きますが)で少数派(地方百貨店は存じ上げませんが)。両方が含まれるのは全国区では三越伊勢丹のみのようです。
▼エムアイカードポイント
グループ内であれば 100円につき 1ポイント。グループ外の VISA/AMEX決済の場合はカードランクで率が変わり、クラシックカードならば 200円につき 1ポイント、ゴールドカードならば 100円につき 1ポイント。これはタカシマヤカードと同じですね(セゾンカードの白薔薇カードは年会費無料で 100円につき 1ポイント貯まりますが)。
有効期限は 4月始まりの年度区切りで翌々年度いっぱいなので、やや長めではありつつも留意しなければならない点ではあります。
複数カードを持つことが当たり前になっている昨今、エムアイカードポイントを貯めようというモチベーションは喚起し辛いように思います。

【総合的に見て】
三越伊勢丹での買物が 5% 引きになるだけでもありがたいので、そういう場合には利用させてもらいますが、百貨店に関しては高島屋に囲い込まれているので買物の機会が増えるかどうかは不明です。とはいえ、三越本店には第九合唱やお琴の演奏を聴きに行ったり、「まごころ天女」像を拝みに行くことが多いので、そろそろお金を落とさないといけないかも知れません。
また展覧会好きとしては「高島屋の展覧会では図録はメインカードで決済。三越の展覧会では図録がグッズ類と併せて 3,000円未満ならばメインカードで決済。エムアイカードポイントは貯めない」というのが自分なりのルールになりそうです。あぁ、面倒臭い(笑。
あまり使い道が無さそうなんですよねぇ。優待施設を一々調べるのは面倒だし、岩田屋や丸井今井で食料品が優待対象にならないから、お土産は他のカードで決済することになりそうだし。
展覧会の入場無料だけでペイするとも思えない年会費 2,000円(税抜)をどう見るかですが、やなせたかし氏サインとやたらな良番(生まれて初めて見るレベルにとんでもない番号)のために、暫く持ち続けることになりそうです。
…やっぱり三越のカードはお金持ち向けな気がしてきました。10% 優待が当たり前。3,000円未満の決済なんてあり得るの?っていう。

カードレビュー検索

レビューコメント

【数え方間違えたんだってばよ】
他の方のレビューにも記載があるのに… orz
一回の合計金額ではなくて、一点につき 3,000円(税抜)以上でないと優待対象ではなくて、ポイントになるんですねぇ。
↓のレビューコメントの「錯覚」は本当に錯覚だったので読み流していただけると幸いです。

【ポイントが…使いたいです…】
これも見落としだったのですが、1,000ポイント単位でポイント券(お買い物券)に交換するのではなく、三越伊勢丹オンラインストアで 1ポイント=1円から利用する、という手があるのですね。
基本的に定価売りで送料もかかるのが基本ですが、お米などは送料込みの価格設定ですし、好きなお酒の取り扱いがあったので、ポイントの「出口」は確保できたかな、と。

入会時のキャンペーンでちょっとポイントが貯まっていたりするので、いずれオンラインストアで無駄なく利用させてもらう予定です。

【カードはともだちこわくない】
三越伊勢丹から DM やカタログがちょこちょこ届くようになりました。
私は広告が好きなのでありがたいのですが、三越は昔から他社に比べてカタログの送付量が多い気がします。通販も一度利用しただけで結構長期に渡ってカタログ送付をしてくれたような。

さて、2015/02/15~2015/03/31 対象に「ネット・カタログ・TVショッピングご利用キャンペーン」が行なわれています。
インターネット・カタログ・TV のどの通販でも構わないので、10,000円(税込・合算可)以上利用すると 200名にエムアイカードポイント 5,000ポイントをプレゼントとのこと。
更に、Amazon, ZOZTOWN, dinos ではこれらのポイントのプレゼント抽選もあるそうで。
三越伊勢丹以外でも是非使ってもらいたい、という気持ちはよく伝わってきます。オラ、ワクワクしてきたぞ…ってほどでもないかな。還元率や使い道がちょっとしょっぱいですしねぇ。抽選キャンペーンって全然魅力的じゃないし。
とはいえ、オンラインストアで 1ポイントから使えることにようやく気付いたので、クラブオフの決済もこのカードに寄せたり、三越内で 1%還元が見込める場合には使ってみるとか、もうちょっと触れてみましょうかね。折角発行してもらったので。
追記です。

【優待ではない・・・だと・・・?】
カード利用明細が届いたのですが、 3,000円以上の決済であっても、書籍だからなのか特別展ショップでの利用だからなのか、優待ではなくてポイント計上の対象になっていました。
いずれも明確に除外対象とはされていなかったのですが…。

一体いつから───────優待対象だと錯覚していた?
(…分からなくて良いネタです…入会時から錯覚してたよ…。)

https://news.crefan.jp/crefannews-20150214213447-14065.html にあった通り 2016年 4月からは一律ポイント制に移行しますし、基本的に決済には使わないカードということで追究はしないことにします。

【特別展優待の店による違い】
たまたま広島三越に立ち寄ったので、片岡鶴太郎氏の展覧会を観てきました。
日本橋本店ではカードスワイプで入場できたのですが、広島店ではカード提示(スワイプ無し)で招待券をもらって、その招待券を提示して入場となります。
また、カード会員のみが優待対象でした。

お店によって違うんですねぇ。というお話です。

因みに、広島三越地下1F の「うえの」のあなごめし(お弁当)目当てでした。
10:30 の開店と同時に数名が並ぶ、という人気っぷり。
宮島口(宮島フェリーの乗り場・本土側)のあなごめしの名店で、本当に美味しいです。穴子好き・牡蠣好きは、それだけを目的に広島を訪れる価値ありです(自分は、とある展覧会が第一の目的ではあったのですが)。
牡蠣フライ一つをとっても、関東の牡蠣とは全然味が違うのですよねぇ。なんでなんでしょう。地産地消万歳。
カード発行から 2週間ほど経過したので、続報を。

【展覧会中心にタカシマヤカードとの比較】
前回レビューで公平な書き方ができていない部分が一部ありました。年会費2,000円の一般カードだと、タカシマヤカードは展覧会入場料が半額になるだけなので、同伴1名まで無料の本カードの方が有利です。
高島屋ではメンバーズサロンや券売所で一々招待券または入場券を入手しないといけない点が面倒。しかし半券が手許に残るという楽しみがありますし、枚数カウントをしないのでかなりルーズな印象(優待による入場者数は、入場券の片隅を予め切り落としておくことで計数可能にはなっています)。
三越では入場の度にスワイプされますが、券売所に並ぶ必要がありません。これは博物館や美術館の会員制度に近い扱いですね。半券が手許に来ませんが、非常に楽。
また入場回数に制限があるわけではないので、気に入れば何度でも。私も東山魁夷展は日を改めて 2回観覧させていただきました。琳派展には同行者がいたので、これで年会費が掛かる二年目の分まで元が取れた、と(楽に何度でも見られることに価値が感じているので、あまり「元が取れたかどうか」という言い方はしたくないのですが)。

【利用タイミングの乏しさ】
現在開催中(~2015/02/02)の琳派展のショップでも、無料で観覧できた分、本カードで決済しようと考えていたのですが…、岡田美術館のグッズ販売であるためか、MIカード優待の対象外であり、国際ブランド経由の決済になるとのこと。メインカードでの決済になってしまいました。う~ん…。
展覧会はシャワー効果のためのイベントではあるのでしょうけれど、展覧会入場の記録しか残らないカード会員ってどう見られるのかなぁ…。いずれは優良顧客、という前向き&甘い見方をしていただければ嬉しいのですが。百貨店が求める優良顧客になんてなれるワケ無いですが。

【つながります】
他の百貨店やカードで恐らく見られないサービスだと思うのですが、
「つながります」
http://www.micard.co.jp/service/tsunagarimasu/
という制度が MIカードにはあります。これは契約や生計が別であっても、ファミリー登録することで全員の決済額が合算され、優待率も最も高い会員の率が登録者全員に適用される、というもの。
「まとめられたらお得なのに」という消費者ニーズに応えるもので、世代と場所を超えて家族同士を文字通りつなげるものですね。買物の経験や情報をお互いに共有するというのは男女問わず楽しいものです。家族の交流を促進するかも知れないこの制度。ちょっと感動しちゃいましたよ。『別名、三世代カード。』という謳い文句も素晴らしいと思います。

【ついでに琳派展感想】
素晴らしいものをたくさん見させていただきました。
ですがやはり思うのは、「金色好きじゃねぇ」…w。
でもきっと日本人って基本的に金色大好きなんですよね。
例えば、現在古色蒼然とした仏像も、当時はキンキラキンで極彩色のお堂に祀られていたワケで。
また「侘び寂び」と敢えて言語化されている、ということは、豪華絢爛がデフォルトだということですよね。
ゴールドカードは永遠にゴールドカードなんだろうなぁ、と悟りました。
私の持ち物で金色の物って、金属接点(ケーブル類のコネクタ・端子やICカードやメモリカードのそれ)とゴールドカードだけなんですよね。あ、あと画鋲かな。もう少し身の回りの金色を少なくしたいところです(笑)。