楽天カード/賛否両論ありますが・・・ (0) 

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レビュー内容

【属性】
楽天市場が出来た翌年の2002年から楽天市場を活用。
楽天カードが三井住友VISAの提携カードとして始まった翌年の2005年3月からメインカードとして使用。
10年間の平均年間決済額は100万円程度。

【総評】
10年間使用してきた感想は、「カナリ癖があるけど」お得なカードだと言うことです。
賛否両論のあるカードではありますが、通常の還元率で見れば1%と普通ですし、決して「損」な訳ではありません。
それに毎月カードユーザー向けにイベントもしており、使い方次第では追加でボーナスポイントも付与され、面白い位に貯まります。
では何が原因でそんなに評価が割れるのか・・・それは以下の様な事があるからです。
楽天カード愛好家の方には不快な表現が含まれるかも知れませんが、デメリットも知った上で楽天カードを好きになってくれる人がいれば幸いだと思い、本音で書きたいと思います。

【考察1:支払い方法かリボに?】
支払い方法が自動リボ払いになっている事に気付かなかった。
これ楽天カードを初めて作られた方に良くあります。
新規で作成をする時の項目に「自動リボ払いを申し込まない」というチェックがあるのですが、チェックを付けない場合、支払い方法が自動リボ払いに設定されてしまい、予想以上の利息を払う事になってしまいます。
きっちり落ち着いて画面を見て申し込みをしていれば気付く事がありますが、手続きが全てWEBで完結してしまうため、完全に注意が行き届かないのも事実です。
どちらで申し込んだか覚えて無い場合、使う前にe-naviにログインして、自動リボ払いが解除されているかを確認した方が良いです。
また、既に分からず使用してしまった場合、明細が反映していれば、支払い方法がどちらになっているか判断出来ます。
リボ払残高を一括で支払う事も出来ますので無駄な利息を払わないようにしましょう。

【考察2:誤解を招く表現】
楽天カードの公式ページに、楽天で使えばポイント2倍・・・という表現がされていますが、非常にグレーです。
というのも、楽天ポイントは本来、楽天市場で買い物をした際に100円(税抜)につき1Point還元されるものでした。(注:今は楽天グループでの利用に対してです。)
ですので、楽天グループで決済するカードの種類に関係なく、1000円使えば10Point、10000円使えば100Pointが常に還元されるのです。
楽天で使えばポイント2倍というのは、楽天カードが持つポイントプログラムが直接楽天ポイントを貯める仕組み(100円=1Point)となっていますので、「楽天ポイントとしての還元率で見ればトータルで2倍になる」というのが正しい表現です。
ですが、パッと見れば、カードだけで取得出来るポイントが2倍のように見えますので注意が必要なのです。
私も勘違いし、カード発行当初カスタマーセンターに問い合わせした事があります^^;

【考察3:大量のメール】
これはどなたも言われている事ですが、楽天グループのサービスおよび楽天カードを利用し、キャンペーンのエントリーなどを繰り返していると、信じられないほど沢山のメールが届きます。
自社発行のカードに変わってから一層拍車がかかりました。
メールソフトで受信している場合、フォルダ分けをしないと大事なメールを紛失してしまう程です。
楽天市場で商品を購入する時、「注文確定」をする1つ手前の画面に、メルマガを受診するかどうかのチェックボックスがあるのですが、これが初期設定で全て「オン」になっているため、よく確認せずに注文を繰り返すと、その店舗のメルマガのみならず、関連ジャンルのメルマガなど大量に受信する事になってしまいます。
それにメルマガでポイント倍付けキャンペーンや◯◯万ポイント山分けという内容の物が定期的に送られて来ますが、よく見ずにエントリーすると次のメルマガの登録が含まれており、その都度登録されるメルマガが増えていきます(びっくりします)
でも対策は簡単に出来ます。
それはフリーのメールアドレスを「楽天用」として1つ用意しておく事です。間違っても携帯アドレスを登録してはいけません。
私もそうしており、メインメールのGmailに全てアーカイブ済みでPOPで受信させ独自のラベルを付けて住み分けさせています。
新規の方に良くあるのが、楽天カードの新規発行時のポイント付与の条件として、携帯電話のメールアドレスの登録が求められることです。
メルマガの悪い評判を聞いて登録を躊躇う人もいる位です。
これは登録後に対策が可能です。
カードが手元に届き、楽天ポイントが付与されていればもう大丈夫です。
e-navi(カードの情報を管理できるサービス)にログインし、メールの受信設定を携帯メールではなく、PCメールで受診するように設定を変更します。
そうする事で、携帯メールアドレスにメルマガが大量に送られてくる・・・というとんでもない事態は避けられます。

【考察4:使い勝手】
カードブランドはVISA、JCB、MASTERから選べますのでお好みに合わせてどうぞ。
nanacoチャージで自動車税などを払う目的があるならばJCBです。
VISAとJCBとで電子マネーチャージ時のポイント付与が異なるので注意が必要です。
街中で普段使いする分にも「楽天カード」である事を気にしなければ殆どの場所で使えます。
ただ、流石CMも連発している無料カードだけあって、クレカで支払している人で楽天カードの人をよく見かけます。
たまたまレジで前の人も楽天カードだった時に、自分も全く同じカードというのが若干バツが悪かったですが・・・。
貯まるポイントは楽天ポイントですし、ポイントの有効期限は最後に取得した日から一年間ですので、毎月何かしら決済をしていたならば有効期限は実質無期限のようなものです。
ポイントを貯めても楽天グループは使わないし・・・という人がいても、楽天ポイントはEdyにも交換出来ますので、近くのコンビニで買い物に使うという事も出来ます。

【考察5:デザイン】
券面ですが、昔は表が白で裏が赤という奇抜な配色でしたが、今は明るめの銀色です。
前は出すと人目を引くましたが、今は一般的なカードに近い為、それほどでもありません。
表には「楽天」の文字が自己主張していますので、そこを許せるならば・・・という所でしょうか。

【考察6:e-naviの使い勝手】
シティカードオンラインや、VPASSと比べても断然使いやすいです。
未確定分の明細から支払済みの明細まで簡単に見る事が出来ます。
カード発行は「楽天ID」と紐付けられますので同時にポイントの情報も見れて便利です。
後からリボ払いにしたり、リボを一括払いする時の手続き方法もシンプルで分かりやすく、初心者でも大丈夫だと思います。
また、楽天カードユーザー向けのキャンペーンにはe-navi経由でエントリーをする事になるのですが、使い方によっては定期的にポイントが貰えますので、取り敢えず1ヶ月に1回~2階はログインしてチェックしてみるのがオススメです。

【考察7:デスク対応】
こちらですが、楽天カードに限らず無料カードにも言える事ですが、オペレーターと電話が繋がるまで非常に時間がかかります。
また電話応対が良くなかったという
とは言うもののカスタマーデスクに電話するという事は10年間の間で2~3回でしたので、それ程苦ではありません。
ヘルプを見ても分からない場合、メールでの問い合わせも出来ますし、急ぎで無ければメールの方が余計なストレスを抱えなくて良いと思います。
楽天カードを持ってる人が身近にいれば聞いてみるのもひとつですね。

【考察8:サブカードとしては?】
昨今ANAマイルを貯めていらっしゃる方は多いと思います。
私も遅過ぎですが2015年から陸マイラーを始めました。
ANAマイルで良く聞くのが有効期限が切れそうなのに肝心な旅券に変えるだけのポイントが数百ポイント足りない・・・。
そんな時、楽天ポイントがとても強いです。
ANAマイル獲得だけで言えば還元率の高いカードは他にありますが、楽天ポイントの場合は手数料無しで2Point=1マイルから交換出来る点です。
あと少し・・・の時に無駄な出費をしなくても不足分を簡単に補う事が出来るのは嬉しいです。

【最後に】
ややカードレビューと逸れた部分もありますが、決して何もかもが悪いカードでは無いという事です。
上記対策をすれば、煩わしいメールに悩まされる事も無く、お得な使い方が出来ますので、生理的に受け入れられない・・・という人は除き、悪い評判が先行して二の足を踏んでいる人にはオススメしたいです。

長文駄文失礼致しました。

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