ダイナースクラブカード/運営会社の迷走によりブランドイメージが低下したカード (0) 

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ダイナースクラブカード
評価点数 星2つ(2)

レビュー内容

ダイナースのイメージは世代により大きく分かれていると思います。
citiに運営会社が移る前の富士銀行が中心となっていた頃は、カードを作るのが困難であり、別格なクレジットカードというものでしょう。
citiに移ってからは、頻繁に開催される年会費無料キャンペーン、入会審査基準の低下など、迷走した時期であり、それでも会員数は確保出来ないということで、とうとうcitiが日本のクレジットカード事業を整理、撤退しまい、宙ぶらりんのイメージになってしまいました。
その後、三井住友信託銀行に買収され現在に至っています。

会員雑誌を見るとクレジットカード会社がどの層をターゲットにしているかが分かります。
JCBのザクラス、三井住友プラチナの会員雑誌と比較しても、ダイナースは二社よりも上の層をターゲットにしているのが分かる作りとなっています。
ダイナースのウリである、グルメの特典などは当初は珍しかったですが、プラチナカードも増えて来たこともあり、各ブランドでやっているため、珍しい物ではなくなってしまいました。
利用可能額に制限を付けないというのも、クレジットカードがアメリカなどよりも普及していないこともあり、あまり恩恵に預かれる人もいないため、特徴らしい特徴にはなっていません。

昔はあったブランドイメージがcitiのゴタゴタで消えてしまい、プラチナカードも増えて作る難易度が低下したことにより、相対的に地位が低下してしまった感じがします。
カードの認知度はプラチナカードよりも低いイメージです。出して認知されるのは、プラチナカードを認知してくれるようなホテルや百貨店など、一部の高級店が多いイメージで、その他だと、クレジットカードという認識すら怪しい時もありました。
やはりブランドイメージを重視されるカードは認知される事が何よりですから、認知されるという点では現時点では微妙な存在と言えるでしょう。
こう言ったクレジットカードは自分のライフスタイルとマッチするかを考えずに取り敢えず作ると、利用する場所が殆どないという事になりかねません。ポイント還元重視などといった人は作るクレジットカードではありませんね。

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