ダイナースクラブプレミアムカード/ダイナースプレミアムの使い勝手? (0) 

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ダイナースクラブプレミアムカード
評価点数 星5つ(5)

レビュー内容

まさしく年会費が気になるということは、そのカードを使いこなすことができていない、ということであると思います。ただ、どのような使い方をすれば年会費だけの元を取れるのか、その具体的な使い方を教えてくださる方がなかなかいらっしゃらないので、その辺りをご教示いただけると嬉しいのですが。

また、参考までにアメックス・センチュリオンについて述べさせていただきます。前提として、飽くまで私の主観であり、私自身センチュリオンを使いこなせていなかったということがありますが、私の感触では、数年前のセンチュリオンより今のダイナースプレミアムのほうが「優れて」いるように思います。理由は3点、もちろん私の主観ですが、

①応対が上品である。
②丁寧な確認と細やかな状況説明がある。
③いま一つの心配りがある。

①は、好みの問題ですが、センチュリオンの歯の浮くような、おべんちゃら的、ヨイショ的な物言いはたいへん下品に感じます。かと言って、ダイナースプレミアムが事務的に過ぎるということはありません。
②は、依頼した事柄が今どのような状況になっているのかを、こちらに不安を感じさせないように、コマメに状況報告して来てくれます。依頼したチケットはデスクで手配できるものである、が、まだ発売日になっていないので何日に手配する、今日は手配して押さえることができた、ほぼ希望どおりのコレコレの席を取ることができた、何日には送付する・・・、というようなことを逐一報告しながら、仕事を処理して行ってくれます。預けた事柄が今どうなっているのか、不安を感じることはありません。
③は、具体例を二つ挙げてみたいと思います。一つは、8月渡航にかかるエスタの取得を3月に依頼したところ、「手筈は整いましたが、実際の取得は、エスタの有効期限が少しでも長く活かせるように、渡航直前の7月にさせていただこうと思いますが、いかがいたしましょう?」という配慮があったこと。もう一つは、ダイナースプレミアムデスクを窓口にLHWを通して国内の帝国ホテルとホテルオークラの予約を依頼した折、「(宿泊履歴の入っている、インペリアルクラブ及びワンハーモニーの会員番号を)私のほうからホテルに通知しておきましょうか?」という配慮があったこと、です。どちらもそれでどうした?というほど大したことではありませんが、そのいま一つの心遣いにとても安心感を得ることができました。

これらの心配りはセンチュリオンには無かったものです。ダイナースが年会費値上げを決めた今だけサービスを充実させているのかもしれませんし、何より私がセンチュリンを使いこなせていなかったことが大きいかもしれませんが、私個人の思いとしては、一つのこと(今は言及しません)だけを除いて、センチュリオンより今のダイナースプレミアムのほうが間違いなく良いと思います。

結局、センチュリオンは、ジェット機のチャーターとか専属コンシエルジェとかチタンカードとか、中身の無い上辺だけのパフォーマンスに終始していて、ハイアットゴールドパスポートのダイアモンドレベルやspgのプラチナレベルなどの実質的なサービスはどんどん削って行く、仕事はただ機械的・事務的で、年会費だけが高いどうしようもないカードでした。
また、センチュリオンカードそのものの責任ではないかもしれませんが、「店で店員にセンチュリオンカードを見せると急に態度が変わって、店長が奥からシャンパンを持って出て来た」式な都市伝説が流通していますが(たぶんアメックス自体がこのような都市伝説を意図的に流しているのだと思いますが)、このような下品なイメージが張り付いているセンチュリオンに激しい嫌悪感を抱くのです。
私の大嫌いなホテルチェーンにリッツ・カールトンというのがあるのですが、これと共通する匂いを感じます。つまり、客の虚栄心を煽って、それを満たすべく派手なパフォーマンスを演じる。中身はなくてパフォーマンスだけ。苦手です、こういうの。ご参考になさってください。

また、以下は戯言とお考えになり、笑ってお読み捨てください。
少々古いものですが、『となりの億万長者』という本の中に次のようなくだりがあります。「(アメリカの)億万長者の全国調査では、・・・一般家庭と同様、金持ちでもマスターカードとビザを持つ割合が多い。・・・回答を寄せた億万長者の中で、アメリカン・エキスプレスのプラチナカードを持っているのは6.2%だけだった。ダイナースクラブは3.4%、カルトブランシュは1%にも満たない。」今の日本では、上記の「ダイナースクラブ」を「ダイナースプレミアム」と読み替えればよいのでしょう。
この調査が正しいものであるのかどうかは知りませんし、私はけっして「お金持ち」ではありませんが、この文言に強く惹かれるところがあります。アメックスプラチナ、アメックスセンチュリオン、ダイナースプレミアムと、勧められるままに所持してみたものの、一方で、こんなものに10万円以上もの年会費を払う「金持ち」がいることが、理解できない部分もありました。
コンシエルジュでデスクに依頼することを自分ですれば、その分節約になるのでは? あるから使うのであって、必要だから使うのではないのではないか?(笑)

また、ビル・ゲイツが所持しているのはアメックスのグリーンカードであること、さらに、彼が、レジで精算する時、ポケットにあったはずの1割引券を探している間に、後ろでは列ができていたという逸話、真偽のほどは確かではありませんが、私はこれらを美談であると考えます。納得の行かないものには10円でも余分に払う気にはなりません。やはり私には、ステータスカードというものを持つ資格はないのでしょうか。恐れ入りました。

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