アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード/決済用途では一部を除き非力、家族を含めたベネフィットに魅力があればOK (0) 

このエントリーをはてなブックマークに追加
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード
評価点数 星4つ(4)

レビュー内容

一般的なステータスカードのイメージにある「決済力の高さ」にはあまり期待していませんが、家族を含めてカバーされる手厚いメンバーシップに満足しているので継続していきます。


1. カードが持てない家族にも適用される海外旅行保険
筆者は家族で海外に行くことが多く、長期の滞在もあります。このカードでは海外医療保険が(傷害・疾病ともに)1000万円までつくのですが、これがカードを持ってない人 (未成年の子など) を含めて家族にも適用されるのです。出国後90日まで有効なので、3ヶ月おきに「自宅タッチ」をすれば海外滞在中の健康保険代わりになります。


2. 「同行者1名無料」のプライオリティパスが本会員にも家族会員にも発行可能
上記に関連しますが、未成年の子を連れて空港のラウンジを利用することも無料枠で可能です。(例えば夫婦で行けば子供2人まで無料) 特に離乳食などを与えなくてはいけない年齢の場合、ラウンジが使えることは非常にありがたかったです。また親にも家族カードを発行しておけば、親の旅行に海外旅行保険とラウンジ利用権をつけてあげることもできます。


3. 国際線搭乗時、到着時に荷物2つまで発送無料。これも家族カードも対象。
こちらも便利です。ベビーカーなどの大きな荷物も事前に発送ができるため、子供を連れた海外旅行でも公共交通機関を気軽に利用することができます。家族カード所持者が同行していれば2×同行者数分も送れるようになるので、荷物の個数で困ることはありません。


4. 家電の補償が手厚く、Apple Care代わりになる (iPhone除く)
「ワランティー・プラス」と「ホームウェア・プロテクション」をご存じですか? 家電、パソコン、時計、カメラなどの電化製品について自然故障なら3年、火災・盗難・破損・水没ならば永年補償してくれるのです。(補償率は経年で変化する)
例えば Apple 製品の場合 AppleCare というサポートを2年(iPad, Apple Watch, AirPods) ないし3年 (Mac, Apple Watch Edition) 延長できるサービスがありますが、iPad Pro では 14,800円、MacBook Pro では 35,800円もかかります(いずれも税抜)。これらのサービスとほぼ代替できる上、これも家族カードにも適用されるのです。なおiPhoneなど「SIMカードを入れて通話できるデバイス」には適用できないとのことです。(Rakuten mini のように eSIM デバイスではどういう扱いになるんだろう)
なお、3年を超えると事故補償のみになってしまうので、冷蔵庫やエアコン、洗濯機など長期利用が見込まれる白物家電の場合は注意が必要です。
プラチナカードは家族カードを4枚まで無料で発行できるため、こうしたサービス目的で保有しています。




▼ 決済について
メタルカードを出したところで、店のサービスがよくなったりすることはほぼ期待できないので「プラチナカードが得になるケース」でのみ決済しています。(普段は SAISON MILE CLUB が適用されたセゾンカードを使っています)
1. Amazon.co.jp (ボーナスポイントプログラム)
アメリカン・エキスプレスのプロパーカード(プラチナだけでなくグリーンやゴールドでも)では「amazonの利用でポイント3倍」をやっています。他のカード会社で見かけるキャンペーンと異なり
・決済手段が当該カードであればよい (カード会社のWebモールを通る必要はない)
・付与されるポイントは通常ポイント (ANAであれば1%マイルにできる。他社だと0.3%とかのケースが多い)
・Amazonギフト券もポイント付与対象
がメリットです。このため、JALマイレージモールを経由してプラチナカードでAmazonギフト券を購入し、再びJALマイレージモールを経由してAmazonギフト券残高で商品を購入するという技をとることができ、この方法では(0.5+0.5=)1%JALマイルと(1.0*3=)3%ANAマイルが付与されます。1マイルの価値を2円と考えると8%引きになり、他に類を見ない割引率を達成できます。
ほかのボーナスポイントプログラム対象店として App Store / iTunes Store も入っているのですが、こちらは楽天市場で App Store ギフトコードを買ってチャージした方が得なので使っていません。


2. 外貨建て決済でポイント3倍
こちらはプラチナカードのみの特典です。(ビジネスプラチナでは対象外)
この特典も100円で1マイルに交換できる通常ポイントが3倍になるので、1マイル2円で考えれば海外利用が6%引きになります。「AMEXは外貨レートがあまりよくない」と言われますが、このレベルで還元されるのであれば十分でしょう。
海外事業者のクラウドサービスの利用料金や、航空券の海外発券などで活かせるでしょう。


3. 保険目当てでの家電購入
上記「ワランティー・プラス」と「ホームウェア・プロテクション」の対象になる家電を買うとき、延長保証がほしいと感じた場合はプラチナカードで決済します。Apple製品は買い換えの頻度も高いのでよくお世話になります。


AMEX→ANAではマイル移行が年間4万マイルまでと制限されていますが、期限はないので交換しきれなければ翌年に繰り越せます。あるいはBAマイルに移行してJAL国内線の特典航空券と引き替えるのもよいでしょう。


▼まとめ
家族にも特典をつけたく、海外にいく機会が多ければ持っている価値があると思います。もっとも新型コロナウイルスの感染流行に伴い生活スタイルの大きな変容を迎えているので、今後の評価は定まらないところもあります。

カードレビュー検索

まだレビューへのコメントはありません。あなたが投稿したレビューなら補足としてコメント投稿することができます。また、レビュー者以外なら、賛同意見や、レビューの間違いを指摘する為にコメントすることもできます。