アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード【募集終了】/出だしの与信枠以外は○ (0) 

もう10年以上前だがゴールドに入会。

初期与信枠は25万と言われ、近々70万円の宝飾品を百貨店で買うのだが使えるかと与信管理部で質問。

あっさりと長いお付き合いを重ねていけば可能になりますが今回は無理ですと言われた。それ以来使う意欲がしばらく失せた。

後になって事前入金や資産の証明で与信枠の増大が柔軟に対応されると知り、説明がなかったことに不満を覚えた。

多額の現金を持ち歩かないで良いというカードのメリットが最初から発揮されないのは残念。

ただ、2年ほどコンスタントに使い続け与信枠に不満はなくなった。
払えるという証明をたやさなければ非常に良い関係を築ける。
当たり前のことだが、良いカードかどうかはある程度、ホルダーとカード会社の関係を深めることによって変えられる。単に使うことだけが接点ではない。自分は与信枠に対して相当の不満を持っていたので積極的に支払い能力を証明した。

カード会社は儲けるためにやっている。自分は気持ちよく金を使うために所有している。
デスクのサービスは人間相手なので厳密に言うと水もの。ハズレもあった。しかしおしなべて平均点は高い。

年会費を確保するために躍起であるということはたいした問題ではない。アメックスの企業規模、決算内容に目を通せばわかるが、仮にこのゴールドカードの年会費27300円を10万人から徴収したとする。27億3000万にしかならない。実際はそれより少ない。ないよりマシな程度の金額であるが躍起になって集めてもアメックス全体からすればたいした収入ではない。

割高か割安かはゴールドカードにおいては海外に行く機会があるかないかでずいぶん変わる。国内メインならダイナースクラブの方が自分には割安に感じる。

相応の対価を支払って初めてサービスを受ける権利が生じる。海外旅行に特化した部分に多くのコストがさかれているのだからそれを使わないなら割高感は拭い去れないかもしれない。

ばらまき気味とは言えど(本当かどうかは知らない)メルセデスやロレックスのような分かりやすいシグナルを発するまでに育て上げたアメックスゴールドのブランドイメージに会社はどれだけのコストをかけてきたか?

そういうことにも思いを馳せれば、いいカードだと思える。