P-oneカード＜Standard＞/何も考えず1%引きは魅力的だが・・・・・・注意点も多い (0) 

ポケットカードがそれまで存在した「P-oneカード(青・銀・金)」と「ポーラスターカード」の募集を終了し、2010年11月からその代わりとして新たに「P-oneカード(St,G,PG)」の募集を開始しました。その中で基本となるのがこの年会費無料カードである「P-oneカード(Standard)」であると考えられます。

昨今、法令改正などの影響でカード会社の収益は低下傾向にあり、その中でカードの還元率やサービスは全般的にみて悪くなる一方といえますが、当カードはそんな中でも辛うじて「1%自動還元」という「最大の売り」を守り抜きました。ここは評価していいと思います。

カード利用額に応じてポイントが付与される……という形態ではなく、利用額から最初に割引を適用した額を請求するという形をとっているので、ポイントの管理や交換の手間が必要なく、それでいてそれなりの還元率を得られるカードであり、ポイント交換や有効期限などといったことを余り考えたくない人にはお勧めできる存在です。

ただ、二回払いの場合でも金利手数料が科せられること、ひと月の割引額に15万円という上限があること、Edyチャージには対応しておらず、その他の電子マネー(モバイルSuica,SMARTICOCAなど)チャージや国民年金等の支払いについては1%割引の対象外とされてしまうこと、国際ブランドがマスターに限られ、また海外仕様時の為替手数料が他のカードより若干高く設定されていることなど、注意すべき点が多いのも事実です。

電子マネーをさほど活用せず、上に挙げた様々な注意点を承知できる方であれば、検討に値するカードと言えるでしょう。