平素から街中で"JCB The Class"(を含むOS)の還元率を高めて、これを利用したいものです
(その為、WEB利用のOkiDokiランド経由を考慮しません)。
その方法として、
①nanaco、
②QUICPay nanaco、
③JCB Premoカード
の三点の利用を考えました。
本稿では上記の内、②と③とを扱います。
尚、クレジットカードを用いたnanacoチャージに関しては、ここでは詳述しません。
「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)に関しても言及しません
http://www.jcb.co.jp/point/earn/star-members/
尚、本稿はJACCSの高還元率カードやMUFGリクルートカード、Orico Card The Pointなどの
常時1%を超える高還元率カード利用者には無縁の内容かもしれません。
しかしながら、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」
http://original.jcb.co.jp/os/index
にヨーク・ベニマルとヨーク・マートは含まれておらず、
両店は「イトーヨーカドー」扱いにはならない事をJCBデスクで確認したので、
ヨーク・ベニマルとヨーク・マート利用者には役立つ投稿かと存じます。
また、結果として、JCBカードに敢えて、QUICPayを搭載しない利点に言及しています。
元々、私がnanacoを使い始めた理由は税金の支払いの為です
(日本での私の居留地では、クレジットカードでの税の支払いには未だ対応してない為、
nanacoでの利用がベターなのです)。
しかし、JCBのクレジットカードの総合還元率を高めるためにもnanacoを使いたいですね。
さて、私はヨークベニマルで"QUICPay nanaco"を取得しました。
ヨークベニマルでは現在、特定の曜日に1000円以上nanacoにチャージするという条件で、
nanacoの発行手数料300円が無料になります。
その特定の曜日は店舗毎に異なると思うので、お手数ですが、
読者の方はご自分で目的の店舗にその点を確認されたい。
また、私が行ったベニマル店舗で通常発行されているnanacoは"QUICPay nanaco"でしたが、
店舗によってはQUICPayマークの無い(=QUICPayが機能を付与できない)nanacoカードの場合
もあると思うので、その点も確認が必要でしょう。
加えて、対応する店員さんもQUICPayに関して把握していない可能性があるので、
発行される券の裏面を直に見せて頂く方が良いでしょう。
nanacoはチャージ済金額から
100円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
1%の還元率です。
通常通りnanacoを発行する際に掛かる300円の発行手数料をnanacoの利用途上で取り戻すには、
3万円利用する必要がある計算になります。
ですから、無料発行の時にnanacoを作らないといけません。
さて、実は今回の"QUICPay nanaco"を作るまで、
私は"QUICPayマーク無しのnanaco"を利用していました。
セブン銀行等の全てのnanacoポイント業務に関連付けていたnanacoは
"QUICPayマーク無しのnanaco"でした。
この"QUICPayマーク無しのnanaco"はQUICPayの機能を付与できないのです。
JCBが展開している電子マネーにはnanacoに加え、QUICPayがあります。
JCBカード本体にQUICPay機能が備わっている場合と、
そうでない(JCBカード本体にQUICPay機能が備わっていない)場合があり、
そうでない場合にQUICPayを利用する場合、
QUICPayカードやコイン、SpeedPass等のQUICPay機能を持つ道具が必要になります。
①JCB・OSのクレジットカードでnanacoにチャージしても、
OkiDokiポイントは付与されず、
nanacoにチャージボーナスも付与されません。
②nanacoとして100円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
1%の還元率。
③クレジットカードとnanacoの両方に対応していないが、QUICPay支払いには対応している店舗の場合、
QUICPay付きnanacoのQUICPay機能で支払えば、
1000円の利用分に対してに"1 OkiDokiポイント"が付与されます。
通常の0.5%の還元率です。
このQUICPay機能での支払いはnanacoのチャージ分から支払われるのではなく、
QUICPay機能付与のWEB申請時に登録したクレジットカードから支払われます。
④セブン・イレブン"でのみ、
"QUICPay(nanaco)"をQUICPayとして200円を利用する毎に
"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
0.5%の還元率。
JCBのOS(オリジナル・シリーズ)の基本還元率「1000円利用に付き1OkiDokiポイント」です。
★1OkiDokiポイントの交換先によって、円相当への還元率は変動します。
Tポイントへの「らくらく自動移行コース」の場合は0.5%、JCBプレモへの交換の場合は0.45%
cf.
http://matsunosuke.jp/oki-doki-point/
JCBプレモへの交換キャンペーン(「JCBプレモカード OkiDokiチャージ」)中の場合
は0.5%(Oki Dokiポイント1ポイント=JCBプレモカードバリュー5円)程度プラスαになる。
cf.
http://www.jcb.co.jp/campaign/premo_okidoki201707.html
そこで、JCBのOSの基本還元率を0.5%としておこう。
その基本還元率に、利用シーンに応じて下記の還元率が足されることになる。
①nanacoチャージでプラス0%(またOkiDokiポイントが付かないので、OSの基本還元率は0%)
cf.
http://www.jcb.co.jp/point/pop/excluding.html
②nanaco利用でプラス0%
③QUICPay利用でプラス0%
④セブン・イレブンでの"QUICPay(nanaco)"カードを"QUICPay"として利用することで、プラス0.5%
A. 単純にnanacoとして利用する場合、
①に②を合わせても、還元率は上がらないが、nanacoの通常還元率は1%なので、
JCB・OSカードの還元率は総合で1.0%になる。
B. "QUICPay(nanaco)"カードをQUICPayとして利用する場合、
JCB・OSカードの還元率は総合でも0.5%のままだ。
しかし、"JCB Original Seriesパートナー"店では各店舗毎に設定されたOkiDokiポイントアップが適用される。
例えば、イトーヨーカドーを例にとると、
各種QUICpayと"QUICPay(nanaco)"カードの利用ではOkiDokiポイントアップが3倍になり、
還元率は1.5%になる。
C. "QUICPay(nanaco)"カードを"QUICPay"として、セブンイレブンで利用する場合、
OkiDokiポイントアップが3倍になり、
さらにQUICKPay200円利用毎に 1 nanacoポイントが付与され、還元率は2%になる。
☆但し、"QUICPay(nanaco)"カードではなく、単なる"QUICPay"(各種)をセブンイレブンで利用した場合、
OkiDokiポイントアップが3倍になり、還元率は1.5%になる。
またnanacoでは無いので、1 nanacoポイントの付与は無い。
因みに、私の場合、
QUICKPay非搭載の「The Class」(ザ・クラス)を利用しており、
"QUICKPayカード"(このカードは発行時点で既に「The Class」と連動されている)
を別途取得しました。
SpeedPassとQUICPayコインも取得できますけども…。
しかし、前述した「④セブン・イレブンでの"QUICPay(nanaco)"カードを"QUICPay"として利用することで、プラス0.5%0.5%(=nanacoポイント)」というのは、
QUICKPayカードやSpeedPass、QUICPayコインでは得られない恩恵です。
という訳で、"QUICPay nanaco"を一枚持つことで、
QUICPayカード一枚分を携行しなくて済み(利点1)、
セブン・イレブンでのQUICPay利用で還元率プラス0.5%(=nanacoポイント;利点2)
がこれまで私が使っていた単機能nanacoカードとの違いになります。
さて、「電子マネーの虎」や幾つかの電子マネーやクレカの解説(という名のアフィリエイト)サイトでは、
「クイックペイnanacoを使うには、セブンカードまたはセブンカード・プラスのいずれか申込が必要です。
クレジットカードを作らないとクイックペイnanacoが使えないという点はデメリットです」(電子マネーの虎)
などと書かれていて、
恰も、「セブンカードまたはセブンカード・プラス」でなくては、
「QUICPay nanaco」が利用できないと思わせられてしまいます。
cf. 「電子マネーの虎」の該当URL。
https://card.kinri.jp/pay/hikaku/quicpay-nanaco-hikaku.html
https://card.kinri.jp/pay/lineup/quicpay.html
しかし、実際にはそのような制約は無く、利用中のJCBカードによっては、
「QUICPay nanaco」の利用は可能です。
手順は…
A. 手元に「QUICPay nanaco」(カード)を用意。
B. .「MyJCB」にログイン。
C. 「MyJCB」内のQUICPayのメニューから「QUICPay nanaco」を選び、
画面の指示に従って、該当する情報を入力。
これで、"JCB The Class"(を含むOS)に手持ちの「QUICPay nanaco」が関連付けされます。
次にJCB Premoカード
http://www.jcb.co.jp/card/voucher/premo/pop/premo.html#A002です。
nanacoやQUICPayが利用できる店舗数よりもプレモカード利用可能店舗数の方が少ないと思います。
かといって、役に立たないわけではなく、OkiDokiポイントの交換先として、
プレモカードを選ぶ際の用途として把握しておくと良いと思うわけです。
言い換えれば、貯めたOkiDokiポイントを最もお得に利用する方法として、
考慮に入れようというわけです。
さて、このプレモカードですが、現金でもJCBカードでもプレモバリュー・チャージの際、
「バリュー残高にチャージ金額の0.5%分のボーナスバリューが付与されます」(ibid.)。
尚、クレジットカードチャージで利用できるJCBカードは「JCBクレジットカード・JCBデビット」の内、
「ご利用できるJCBクレジットカードは、カード番号の最初の3桁が354、355、もしくは3580からはじまるカード」(ibid.)となっているので、「The Class」(ザ・クラス)は対象になります。
しかし、クレジットチャージの際、OkiDokiポイントは付与されません
http://www.jcb.co.jp/point/pop/excluding.html
その為、「The Class」(ザ・クラス)単体を普通に使う還元率を5%とした場合と、
プレモカードを使うのとでは還元率に違いはありません。
しかし、「JCBプレモカード チャージ上乗せキャンペーン」
では、「期間中、対象のJCBプレモカードに対象の方法でチャージをすると、
通常チャージ金額の0.5%加算されるボーナスバリューに加え、
もれなくチャージ金額5%分のバリューを上乗せしてプレゼント!」
http://www.jcb.co.jp/campaign/premo_charge1708.html
となるので、
還元率は5.5%。
これはかなり凄いのではないでしょうか?
現在のところ、プレモカードの利用可能店舗(Amazon.co.jp利用可)は多くはありませんが、
すかいらーくグループをよく使う私には重宝しそうです。
★すかいらーくグループはTポイント、QUICPayも利用できるので、状況に応じて使いわけるといいでしょうね。
cf. JCBプレモカードご利用可能店一覧(抜粋)
http://www.jcb.co.jp/card/voucher/premo/pop/premo-available.html
以上、長文で御座いましたが、
拙稿が「JCB The Class」(を含むOS)を利用する皆さんの一助となることを願います。
★本稿に関する追記レビューが下記URLに有ります。
「追記:街中で使う「JCB The Class」(を含むOS)の還元率を如何に高…」
https://crefan.jp/review/review_comment?revid=15200