JCB THE CLASS(ザ・クラス)/街中で使う「JCB The Class」(を含むOS)の還元率を如何に高めるか? (8) 

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レビュー内容

平素から街中で"JCB The Class"(を含むOS)の還元率を高めて、これを利用したいものです
(その為、WEB利用のOkiDokiランド経由を考慮しません)。

その方法として、
 ①nanaco、
 ②QUICPay nanaco、
 ③JCB Premoカード
の三点の利用を考えました。

本稿では上記の内、②と③とを扱います。

尚、クレジットカードを用いたnanacoチャージに関しては、ここでは詳述しません。
「JCB STAR MEMBERS(スターメンバーズ)に関しても言及しません
http://www.jcb.co.jp/point/earn/star-members/
尚、本稿はJACCSの高還元率カードやMUFGリクルートカード、Orico Card The Pointなどの
常時1%を超える高還元率カード利用者には無縁の内容かもしれません。

しかしながら、「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」
http://original.jcb.co.jp/os/index
にヨーク・ベニマルとヨーク・マートは含まれておらず、
両店は「イトーヨーカドー」扱いにはならない事をJCBデスクで確認したので、
ヨーク・ベニマルとヨーク・マート利用者には役立つ投稿かと存じます。

また、結果として、JCBカードに敢えて、QUICPayを搭載しない利点に言及しています。

元々、私がnanacoを使い始めた理由は税金の支払いの為です
(日本での私の居留地では、クレジットカードでの税の支払いには未だ対応してない為、
nanacoでの利用がベターなのです)。
しかし、JCBのクレジットカードの総合還元率を高めるためにもnanacoを使いたいですね。

さて、私はヨークベニマルで"QUICPay nanaco"を取得しました。
ヨークベニマルでは現在、特定の曜日に1000円以上nanacoにチャージするという条件で、
nanacoの発行手数料300円が無料になります。
その特定の曜日は店舗毎に異なると思うので、お手数ですが、
読者の方はご自分で目的の店舗にその点を確認されたい。

また、私が行ったベニマル店舗で通常発行されているnanacoは"QUICPay nanaco"でしたが、
店舗によってはQUICPayマークの無い(=QUICPayが機能を付与できない)nanacoカードの場合
もあると思うので、その点も確認が必要でしょう。
加えて、対応する店員さんもQUICPayに関して把握していない可能性があるので、
発行される券の裏面を直に見せて頂く方が良いでしょう。

nanacoはチャージ済金額から
100円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
1%の還元率です。

通常通りnanacoを発行する際に掛かる300円の発行手数料をnanacoの利用途上で取り戻すには、
3万円利用する必要がある計算になります。
ですから、無料発行の時にnanacoを作らないといけません。

さて、実は今回の"QUICPay nanaco"を作るまで、
私は"QUICPayマーク無しのnanaco"を利用していました。
セブン銀行等の全てのnanacoポイント業務に関連付けていたnanacoは
"QUICPayマーク無しのnanaco"でした。

この"QUICPayマーク無しのnanaco"はQUICPayの機能を付与できないのです。

JCBが展開している電子マネーにはnanacoに加え、QUICPayがあります。
JCBカード本体にQUICPay機能が備わっている場合と、
そうでない(JCBカード本体にQUICPay機能が備わっていない)場合があり、
そうでない場合にQUICPayを利用する場合、
QUICPayカードやコイン、SpeedPass等のQUICPay機能を持つ道具が必要になります。

①JCB・OSのクレジットカードでnanacoにチャージしても、
 OkiDokiポイントは付与されず、
 nanacoにチャージボーナスも付与されません。

②nanacoとして100円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
 1%の還元率。

③クレジットカードとnanacoの両方に対応していないが、QUICPay支払いには対応している店舗の場合、
 QUICPay付きnanacoのQUICPay機能で支払えば、
 1000円の利用分に対してに"1 OkiDokiポイント"が付与されます。
 通常の0.5%の還元率です。
 このQUICPay機能での支払いはnanacoのチャージ分から支払われるのではなく、
 QUICPay機能付与のWEB申請時に登録したクレジットカードから支払われます。

④セブン・イレブン"でのみ、
 "QUICPay(nanaco)"をQUICPayとして200円を利用する毎に
 "1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
 0.5%の還元率。

JCBのOS(オリジナル・シリーズ)の基本還元率「1000円利用に付き1OkiDokiポイント」です。
★1OkiDokiポイントの交換先によって、円相当への還元率は変動します。
 Tポイントへの「らくらく自動移行コース」の場合は0.5%、JCBプレモへの交換の場合は0.45%
  cf. http://matsunosuke.jp/oki-doki-point/
 JCBプレモへの交換キャンペーン(「JCBプレモカード OkiDokiチャージ」)中の場合
 は0.5%(Oki Dokiポイント1ポイント=JCBプレモカードバリュー5円)程度プラスαになる。
  cf. http://www.jcb.co.jp/campaign/premo_okidoki201707.html

そこで、JCBのOSの基本還元率を0.5%としておこう。
その基本還元率に、利用シーンに応じて下記の還元率が足されることになる。
 ①nanacoチャージでプラス0%(またOkiDokiポイントが付かないので、OSの基本還元率は0%)
  cf. http://www.jcb.co.jp/point/pop/excluding.html
 ②nanaco利用でプラス0%
 ③QUICPay利用でプラス0%
 ④セブン・イレブンでの"QUICPay(nanaco)"カードを"QUICPay"として利用することで、プラス0.5%

A. 単純にnanacoとして利用する場合、
 ①に②を合わせても、還元率は上がらないが、nanacoの通常還元率は1%なので、
 JCB・OSカードの還元率は総合で1.0%になる。

B. "QUICPay(nanaco)"カードをQUICPayとして利用する場合、
 JCB・OSカードの還元率は総合でも0.5%のままだ。
 しかし、"JCB Original Seriesパートナー"店では各店舗毎に設定されたOkiDokiポイントアップが適用される。
 例えば、イトーヨーカドーを例にとると、
 各種QUICpayと"QUICPay(nanaco)"カードの利用ではOkiDokiポイントアップが3倍になり、
 還元率は1.5%になる。

C. "QUICPay(nanaco)"カードを"QUICPay"として、セブンイレブンで利用する場合、
 OkiDokiポイントアップが3倍になり、
 さらにQUICKPay200円利用毎に 1 nanacoポイントが付与され、還元率は2%になる。
☆但し、"QUICPay(nanaco)"カードではなく、単なる"QUICPay"(各種)をセブンイレブンで利用した場合、
 OkiDokiポイントアップが3倍になり、還元率は1.5%になる。
 またnanacoでは無いので、1 nanacoポイントの付与は無い。

因みに、私の場合、
QUICKPay非搭載の「The Class」(ザ・クラス)を利用しており、
"QUICKPayカード"(このカードは発行時点で既に「The Class」と連動されている)
を別途取得しました。
SpeedPassとQUICPayコインも取得できますけども…。
しかし、前述した「④セブン・イレブンでの"QUICPay(nanaco)"カードを"QUICPay"として利用することで、プラス0.5%0.5%(=nanacoポイント)」というのは、
QUICKPayカードやSpeedPass、QUICPayコインでは得られない恩恵です。

という訳で、"QUICPay nanaco"を一枚持つことで、
 QUICPayカード一枚分を携行しなくて済み(利点1)、
 セブン・イレブンでのQUICPay利用で還元率プラス0.5%(=nanacoポイント;利点2)
がこれまで私が使っていた単機能nanacoカードとの違いになります。

さて、「電子マネーの虎」や幾つかの電子マネーやクレカの解説(という名のアフィリエイト)サイトでは、
「クイックペイnanacoを使うには、セブンカードまたはセブンカード・プラスのいずれか申込が必要です。
クレジットカードを作らないとクイックペイnanacoが使えないという点はデメリットです」(電子マネーの虎)

などと書かれていて、
恰も、「セブンカードまたはセブンカード・プラス」でなくては、
「QUICPay nanaco」が利用できないと思わせられてしまいます。

cf. 「電子マネーの虎」の該当URL。
https://card.kinri.jp/pay/hikaku/quicpay-nanaco-hikaku.html
https://card.kinri.jp/pay/lineup/quicpay.html

しかし、実際にはそのような制約は無く、利用中のJCBカードによっては、
「QUICPay nanaco」の利用は可能です。

手順は…
A. 手元に「QUICPay nanaco」(カード)を用意。
B. .「MyJCB」にログイン。
C. 「MyJCB」内のQUICPayのメニューから「QUICPay nanaco」を選び、
  画面の指示に従って、該当する情報を入力。
これで、"JCB The Class"(を含むOS)に手持ちの「QUICPay nanaco」が関連付けされます。

次にJCB Premoカードhttp://www.jcb.co.jp/card/voucher/premo/pop/premo.html#A002です。
nanacoやQUICPayが利用できる店舗数よりもプレモカード利用可能店舗数の方が少ないと思います。
かといって、役に立たないわけではなく、OkiDokiポイントの交換先として、
プレモカードを選ぶ際の用途として把握しておくと良いと思うわけです。
言い換えれば、貯めたOkiDokiポイントを最もお得に利用する方法として、
考慮に入れようというわけです。

さて、このプレモカードですが、現金でもJCBカードでもプレモバリュー・チャージの際、
「バリュー残高にチャージ金額の0.5%分のボーナスバリューが付与されます」(ibid.)。

尚、クレジットカードチャージで利用できるJCBカードは「JCBクレジットカード・JCBデビット」の内、
「ご利用できるJCBクレジットカードは、カード番号の最初の3桁が354、355、もしくは3580からはじまるカード」(ibid.)となっているので、「The Class」(ザ・クラス)は対象になります。

しかし、クレジットチャージの際、OkiDokiポイントは付与されません
http://www.jcb.co.jp/point/pop/excluding.html

その為、「The Class」(ザ・クラス)単体を普通に使う還元率を5%とした場合と、
プレモカードを使うのとでは還元率に違いはありません。

しかし、「JCBプレモカード チャージ上乗せキャンペーン」
では、「期間中、対象のJCBプレモカードに対象の方法でチャージをすると、
通常チャージ金額の0.5%加算されるボーナスバリューに加え、
もれなくチャージ金額5%分のバリューを上乗せしてプレゼント!」
http://www.jcb.co.jp/campaign/premo_charge1708.html
となるので、
還元率は5.5%。

これはかなり凄いのではないでしょうか?

現在のところ、プレモカードの利用可能店舗(Amazon.co.jp利用可)は多くはありませんが、
すかいらーくグループをよく使う私には重宝しそうです。
★すかいらーくグループはTポイント、QUICPayも利用できるので、状況に応じて使いわけるといいでしょうね。
cf. JCBプレモカードご利用可能店一覧(抜粋)
http://www.jcb.co.jp/card/voucher/premo/pop/premo-available.html

以上、長文で御座いましたが、
拙稿が「JCB The Class」(を含むOS)を利用する皆さんの一助となることを願います。

★本稿に関する追記レビューが下記URLに有ります。
「追記:街中で使う「JCB The Class」(を含むOS)の還元率を如何に高…」
 https://crefan.jp/review/review_comment?revid=15200

カードレビュー検索

レビューコメント

【追記:2020年11月19日】
昨日(2020年11月18日)、私が下記のtancharaさんによるレビューを読み、
それに触発され、本稿を見返しました。

★tanchara さん「セブンイレブンでnanacoカードにQUICPayを登録してポイントがお得に。」(投稿日 2020/11/17 15:44)
 https://crefan.jp/review/review_comment_add?revid=17476

すると、本文で言及した外部URLの記述が修正されている事を私が確認したので、
それに関して、ここに追記しておきます。

私がレビュー内で言及した『電子マネーの虎』に於ける記述を、
私のレビュー後に、その管理人の川原裕也氏が書き換えておられます。

ですから、私のレビュー投稿以前の『電子マネーの虎』に於ける該当記述が確認出来る、
『Wayback Machine』に保存済み記事のURLを以下に補っておきます。

★[更新日:2016/04/26] "nanacoカードで後払いが使えるQUICPay(nanaco)の使い方、紐付けに対応するクレジットカードまとめ",『電子マネーの虎』
 https://web.archive.org/web/20160706230746/https://card.kinri.jp/pay/hikaku/quicpay-nanaco-hikaku.html

★[更新:2020/08/13] "nanacoカードで後払いが使えるQUICPay(nanaco)の使い方、紐付けに対応するクレジットカードまとめ",『電子マネーの虎』
 https://web.archive.org/web/20201118143953/https://card.kinri.jp/pay/hikaku/quicpay-nanaco-hikaku.html

[更新日:2016/04/26]の記述では、私がレビューを投じた通り、
 
 「クイックペイnanacoを使うには、
  セブンカードまたはセブンカード・プラスのいずれか申込が必要です。
  クレジットカードを作らないとクイックペイnanacoが使えない
  という点はデメリットです」

となっています。


他方、[更新:2020/08/13] の記述では、

 「nanacoカードでQUICPayを使うには、
  nanacoカードとQUICPay(nanaco)に対応するクレジットカードが必要です。
  そのため、QUICPay(nanaco)は「対応するクレジットカードがないと、
  nanacoカードでQUICPay支払いができない」点はデメリットです。
 「QUICPayが使えるクレジットカード」は多くありますが、
 「QUICPay(nanaco)が使えるクレジットカード」となると限られます」

という記述に追記・修正が済されています。
「JCB PREMO(プレモ)カード チャージ上乗せキャンペーン」が10月31日(火)まで期間延長になったそうです。
https://news.crefan.jp/crefannews-20000000000000-28559.html
レビュー修正が完了した様です。
なお、本日8/31は
「JCB PREMO(プレモ)カード チャージ上乗せキャンペーン」の最終日!
https://news.crefan.jp/crefannews-20170831100043-28474.html

>korouさん、
再度のコメント有り難う御座います。

>「nanacoとして100円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
 1%の還元率。
→もしかしたらセブン&アイ系列だけかもしれません」

"QUICKPay nanaco"ではなく、nanacoの扱いとして、そういうのはあるのかもしれませんね。
セブン&アイ系列以外ではレートが下がるとか。
nanacoそれ自体に関しては、今回は立ち入らないので、今後はnanaco利用可能店舗を見かける際に、
店内のnanaco情報に気を付けようと思います。

>クレカレビューなのに電子マネー失礼しました!

クレファンに電子マネーのレビューが別にあるますからね…(笑)。
とは言え、"The Class"の還元率を恒常的に高く保つという本レビューの主旨に直結することですので、
問題無いと思います。

なお、まだクレファン・サポートに依頼した修正が完了していない様なので、もう少しサポート部に猶予をあげて下さいませ。

(._.)オジギ

カギ括弧などは通常のサポート・フォームで文字化ける様です。

サポート部から、
テキストファイルの送付を促されたので、
本レビューと追記レビュー分のファイル2部を
クレファン・サポートに送信済みです。

ということで、もう少々、修正反映処理に時間を与えてをお待ち下さいませ。
宜しくお願い致します。
(._.)オジギ
こんばんわ!

あれから少しnanacoについて調べたのですが…

?nanacoとして100円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
 1%の還元率。
→もしかしたらセブン&アイ系列だけかもしれません。

『ポイント対象』と『ポイント対象外』は書かれていましたが、セブン&アイ系列のみなのですよね(´・ω・`; )
また、店舗により付与率が違うのもあるようです。

『nanacoは使えるが、セブン&アイ系列ではないところは?』が最大の疑問ですね!
…………恐らく付きませんが(泣)

クレカレビューなのに電子マネー失礼しました!
>korou さん

コメント有難うございます。
長文かつ返信という形が取れないので、"レビュー追記"という形で返信します。
情報提供、ありがとうございました。

私の場合、JCBプレモは大丸の友の会の残高が無くなったときに使っています。
先月の10%オフでの購入と今回の5%チャージボーナスはありがたく利用しました。
2019年2月から大丸ではカード優待と友の会の併用ができなくなるので今後のキャンペーンに期待しているのですが、今行われているキャンペーンに精神的乞食が群がっているため近い将来、改悪がありそうで心配です。

ザ・クラスは最大でも0.85%還元ということでカード納付だと赤が出る上、税金等の収納代行ではnanacoポイントは付かないだけになかなか難しいところですね。
nanacoもVIP会員を含めたクラブオフでの1%オフ販売が無くなったようですし、法人版の福利厚生倶楽部で年間40万円まで限定販売しているのもいつまで持つものやら、といった感じで寂しい限りです。
avatarofvirtuesさんこんにちわ!

私もJCBを使用してまして、『どうにかして還元率を…(つд;*)』と悩んでいた時期がありました。
しかしながらあまり良い方法がなさそうなので解約候補になっています( ̄~ ̄;)

期間なしでポイント移行の還元が良ければ良いのですが…

そこで少し確認がありまして…

?JCBのクレジットカードでnanacoにチャージすると、OkiDokiポイントは付与されませんが、
nanacoに0.5%分チャージボーナスが付与されます。
→チャージボーナスはあるのですか?

?nanacoとして200円を利用する毎に"1nanacoポイント"(=日本円1円として利用可)が付与されます。
0.5%の還元率。
→nanaco利用ポイントは100円で1nanacoポイントなのでは?

?クレジットカードとnanacoの両方に対応していないが、QUICPay支払いには対応している店舗の場合、
QUICPay付きnanacoのQUICPay機能で支払えば、
200円を利用する毎に"1nanacoポイント"が付与されます。
→ポイントがつくのはセブンイレブンだけなのでは?(クレカのポイントはつきますが)

というところでございますm(_ _)m

ワタシが間違っていたらすみません!(゚∀゚;)