もとは、khaiさんのこちらのレビューについてコメントとしてつけるつもりでした。
https://crefan.jp/review/review_comment?revid=15912
ですが、わたしの意識としてJCB ザ・クラスのホルダーの低質化というよりも、プレミアムカードのコンシェルジュサービスに対する過剰な要求がクレジットカード全体のサービスコストの上昇につながることのほうが大きなインパクトがあるのではないかと思ったので、別途のレビューを起すことにしました。
で、文章を推敲しているうちに、過剰な要求より「愛」が大切ではないかと(笑
それでこんなタイトルになりました。
それでは本題です。
クレジットカードがビジネスとしてプレミアム・カードを発行し、その付帯サービスとしてコンシェルジュをおいているのは素晴らしいことだと思います。でも、コンシェルジュなんだから出来て当たり前、これぐらいのことはサクッとやってくれないとは何事か?とか、過剰なサービスを求め始めると、プレミアムカードの年会費とカード売り上げの手数料の総和がサービスコストを上回ってしまいます。
シティバンクが日本市場をあきらめてダイナースともども放棄し、アメックスもサービスを切り詰めていく背景にはこうしたことがあるのではないか?
将来的にはクレジットカード以外の決済手段が普及してくる可能性が高い中、それでもクレジットカードにビジネスとしてプレミアムサービスやコンシェルジュサービスを期待するのであれば、次の3つのどれかになるのではないかと思います。
1)年会費が引き上げられることを受け入れる
2)サービスレベルが低下することを受け入れる
3)メインのカードに愛をささげて多用し、浮気はしない
4)過剰なサービス要求はしないようにする
1)2)はカード会社が決めることですが、ホルダーの側では3)4)のようなことが必要ではないかと思います。
私自身はザ・クラスは解約してしまったのですが、昔ホルダーだったときのことを思い出して、レビューしてみました。