セゾンゴールド・アメリカン・エキスプレス・カード/マイルクラブ改悪で年会費実質無料版の存在が公に? (2) 

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レビュー内容

年会費実質無料版を利用している者です。

先日、マイルクラブの改悪が発表されましたね。

まあ私の場合は年間利用額が50万にも届かないほどですので、4400円払って高還元にするよりは、加入せず永久不滅ポイントだけ貯めているほうがバックが大きいため未加入でしたが、副次的な影響として、この実質無料版の存在が「年会費優遇型」として白日の元に晒されてしまったことが挙げられます。




晒されたと言ってもこの無料版、その存在は以前から有名ではありつつ、一応、該当する人にだけインビが来るものであり、セゾンとしてはその存在を大っぴらにはしていなかったと認識しており、それが今回の件で公式に明かされたように感じられました。

なおかつ、扱いとしては旧ウォルマート版と同列であり、無料と考えると頷ける処遇ではありますが、従来の認識では、一定の条件を満たした会員は年会費がかかるバージョンと同列のサービスが無料で受けられる、といったものであって、失礼ながら(私が言っていたことではありません)旧ウォルマート版は旅行保険などが低い「劣化版」などと言われていたところ、今回はそのウォルマート版と同列の、言わば格下げ処遇を食らったことになります。

まあ旅行保険などは今もウォルマート版とは違いがあるのでしょうが、今まではサービス的には有料版と同列だったのが、明白に区別をされるようになった(=ウォルマート版とは違いこそあれ、劣化版へ仲間入りしたという意味ではそちらと同列)、ということです。




今回の改悪の背景にはいろいろな原因が考えられますが、実質無料版をバラマキ過ぎたのでは?ということとともに、有料版利用者からの突き上げも少なからずあったのではないかと考えます。

(実質無料版利用者としては、旧ウォルマートからの移行にこのゴールドを当てたというのには不満がありましたし、それと同じようなことかと)

実質無料版申し込みには条件はあるとは言え、有料版から無料版への道は情報が見受けられず閉ざされている(もしやるなら、いったん有料版を解約して他のカードを新規作成して無料版申し込みの条件クリア…などかなり煩雑)と思われますし、有料版利用者へも一定条件クリアで無料版へスライドできる道を用意するとか、もうちょっとうまいやり方があるのではないかと思います。

同じカードの中でこうして何種類もの仕様があるというのも妙な感じがしますし、個人的にはなるべく平準化させてもらいたいというのが希望で、有料版利用者には上記の通り一定条件で無料への道を開きつつ、無料版も年に1円以上といった低い条件ではなく、10万くらいなのかいくらなのか、もう少しハードルは上げてもらっても良いと考えています。

(もちろん低いに越したことはないですが、変に有料版と差別されたりするくらいなら…)

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レビューコメント

>ポイント古事記
この様な記載の有り様もどうかと思いますね。
考えた方が宜しいかと。

>航空会社にも嫌われるだけのような制度
JALとは協定なり協議の上のセゾンマイルクラブだと思います。
今回はJALの方針変更に伴う改悪の様ですね。
ステイタス踊り踊らされに感けるより、付与ポイント等の実利を重視していく賢い方が増えてきているのでしょうね。
また、特にJCB、ダイナース、アメックスなどのカードで、特に高い年会費を支払える自分に満足されていらっしゃる愛好者もおいでなので、カード会社にはありがたいことなのでしょうね。
クレジットカードのステイタスの実相を理解している方が多くなっているのが現実の様な気がします。


まあ、各種サービス提供内容は全てクレジットカード会社の一存なので、後はユーザーの取捨選択というだけのこと。
改悪とは言いますが、そもそも年会費無料のカードでポイント古事記を助長するような仕組みは健全なビジネスとは言えないからではないですかね。セゾンが先行してやってきたこととはいえ、マイルを集める人も全般的に減ってきて(陸マイラーなどという言葉自体死語になりつつある)ますし、航空会社にも嫌われるだけのような制度だとやっていけないと思いますよ。