ANA VISA Suicaカード/手軽に持てる航空系カードとして (0) 

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ANA VISA Suicaカード
評価点数 星4つ(4)

レビュー内容

航空系カードにはANA/JALの日系両雄、そしてDELTAやUnitedのような外資系航空会社の提供するものと、様々な種類がありますが、どれも銀行系カード会社との提携カードという形をとっており、年会費が一般カードでも概ね2100円以上、高いものだと10500円するものがあったりと、年会費1312円から2000円程度が主流の銀行系プロパーカードと比較して「敷居」の高い印象を受ける面があります。

その点、このANA Suicaは今のところ「マイペいすリボ」へ登録するだけで、「788円」というかなり安い年会費にて持つことができます。それでいて、航空機を利用せずとも年毎に「1000マイル」のカード更新マイルは受け取ることができるので、1マイル=1円とかなり低く見積もっても年会費分の元は軽くとることが可能となっており、航空系カードの中では敷居が低く、入りやすい部類に入るのではないかと考えています(なお、同じANAカードでは29歳以下の方が年会費無料で入れる「ANA JCB zero」もありますが、こちらには年毎の更新マイルがありませんし、移行手数料を払って1000円=10マイルのマイル移行コースを利用することが出来ないので、使い勝手の面でANA Suicaより劣る面があるのが否めないと思います)。

その1000円=10マイルコースを利用した場合、移行手数料が6300円と高額になるのはこのカード(及び三井住友系ANAカード全般)の難点ですが、カードのポイント有効期限が2年であることを活用し、「3年に1回」マイル移行をするようにすれば年辺り2100円に抑えられ、JALカードやANA JCBと遜色ない水準に出来ると考えられるので、マイペいすリボ同様に今のところは「工夫」で何とかすることが可能になると言えましょう。

交通系電子マネーでは現状、最も利用可能エリアが広いSuicaへのチャージでもポイントがたまり、鉄道の利用分が間接的にマイルに移行できる点がこのカードの利点としてよく注目されますが、その年会費の低さ等、別の点のメリットも強いと私は考えます。

※ANA JCBカードとの年会費+10マイルコース移行手数料総額の比較(3年1回移行の場合)
ANA JCB 年会費2100円 + 移行手数料700円(3年に1度2100円)→2800円
ANA VISA Suica 年会費788円 + 移行手数料2100円(3年に1度6300円)→2888円

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