PRESTIA Visa PLATINUM CARD(プレスティアビザプラチナカード)/プレスティアプラチナカードへの道 (2) 

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PRESTIA Visa PLATINUM CARD(プレスティアビザプラチナカード)
評価点数 星5つ(5)

レビュー内容

daimyou214です。

大げさなタイトルで恐縮です。

いただいたコメントを拝見していて、このカードの入手について若干の誤解があるかもしれないと思い、確認のため改めてレビューさせていただきます。

このカードの取得には、プレスティアゴールドであることと三井住友カードの審査に通ることが条件となっていますが、そのプレスティアゴールドの資格についてです。プレスティアに口座を持ち、1000万円預託すれば自動的にその資格を得られるように理解されているとすると、それは大きな誤解です。

プレスティアのホームページには、「プレスティアゴールドは、月間平均総取引残高が1,000万円相当額以上で資産運用ニーズのある」と書かれていますが、「預入残高」ではなく「取引残高」とあること、さらに「資産運用ニーズのある」と付け加えられていることが重要です。つまり簡単に言えば、ただ1000万円の定期貯金があるというのではなく、プレスティアとそれ相応の「お付き合い」がなければならないということです。逆に、それ相応の「お付き合い」があれば、「預入残高」が1000万円に満たなくてもプレスティアゴールドの資格は維持されます。重視されるのはたかが1000万円のはした金ではなく、一定以上の永年にわたる「お付き合い」だということです。

ただし、銀行にとって優良顧客であるということは銀行に儲けさせている客ということであり、ある意味銀行のカモになっている客ということになります。(銀行との「お付き合い」には注意が必要であるということは、例えば最近出た本では、山崎元『信じていいのか銀行員』講談社現代新書、などが参考になります。)

プレスティアプラチナカードが、そこまでして手に入れる価値のあるカードであるかというと、私にはそれだけの価値はないと思われます。世の中には、アメックス・グリーンや銀座ダイナースのように、簡単に手に入りながらしかもコストパフォーマンスの高い優れたカードはいくらでも存在します。プレスティアプラチナカードを手に入れるために、わざわざプレスティアに口座を作り、そこに財産(資金)を移動させるというのは愚かな行為のように思います。

とは言え、私自身はある個人的事情(とgehirnさまの「お墨付き」)から、このカードに愛着を持ち始めています。しばらくメインカードとして使って行くつもりです。

何かの参考になれば幸いです。

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レビューコメント

今日は。
私もレビューのご趣旨に賛同いたします。

またwabisabiさんのコメントも大変興味深いものでした。
銀行も客商売である以上,建前と異なる運用をすることも当然ありうることです。
wabisabiさんのような大口の預金者に対しては,特にそういう傾向にあるのでしょうね。
ただ,すべての一見さんに対してそのような例外的な取り扱いをするのかといえば,若干疑問の余地も残ります。
特に昨今のマイナス金利政策の下では,銀行にとって円を預かることはほとんど旨味がないようにも見えますので。

今後は,センチュリオンやダイナースプレミアムとの比較の視点からのdaimyouさんの辛口レビューも楽しみにしております。
こんにちは。

昔、シティの頃の話ですが、条件は変わっていないようなので、今更ではありますが書いてみます。(今も同じと仮定して)

月間平均総取引残高1000万円相当以上

というのは、ぶっちゃけ、
●月に一度、1000万円を自分の口座からどこかに振込みすれば、取引額1000万円になり、資格クリアになります。

●月間平均という「平均」は、過去3か月の平均という意味で、月に一度1000万円入金し、同月に1000万振り込み(やら投信、為替やらなんでもいいと思うのですが、振込みならループできますね)すれば、表面上はクリアされると思います。

●資産運用ニーズというのは、口座開設時(後でも構いませんが)、投資リスク表みたいなアンケートをとったと思いますが、「投資に興味がある」という表現をし、それで興味あると伝えておけばOKだと思います。

●「三か月間以上、月に1000万円口座から資金が動いていて、投資に興味があると伝えている」
それだけです。 口座に残っているお金は微々たる額でもよいわけです。

これは、あくまでシティの時代の担当に確認した話なので、今はこんな条件ギリギリな極端なことをしても駄目! と言われるかもしれませんので、本気に考えたい方は担当にお問い合わせくださいね。
当時は3か月という話も表面だけで、月末一か月超えたらOKの場合もありましたし。

銀行に儲けさせている、カモになっているという意味がよくわかりませんが、銀行に資金を預けていることがリスクなので、どの銀行に預けるのか?そこから自己判断が始まっていると思います。

それを除くと、投資にさせられるわけでもなく、カモになりたくなければ知らんぷりすればよいわけです。

実際私も、前任の担当者が、リスク商品を紹介してきましたが、

「同じ商品はネットで買える。 興味があってそちらに頼むくらいなら、オンラインで自分で注文した方が安いしフットワークも良い。 自分の方が知識あり、多分、今後連絡してきても、自分が知らないような魅力的な商品はなかなかないだろう。  電話はかけてきても無駄かな(これは逆に担当がそう言ってきたので同意しただけ)。 聞きたいことがあったら電話します。」

と伝え、それ以降、一切電話してきませんし、郵送もしてきません。

結局、自社(プレスティア)で開発した商品ではなく、海外の投資銀行の商品を代理店として販売しているだけで、同じ商品はオンラインでも、他の銀行でも売っていますし。

もちろん、銀行担当の意見を聞いて投資をしたい人は銀行から購入するのもありでしょう。

シティの資産を分離し、ダイナース側は踏ん張っているように思えますが、プレスティア側は、黒字にするまで縮小というか、やる気があるのかよくわからないと感じます。
ドル資金調達のための、1兆円だったか2兆円だったかの預金が欲しかっただけなのでしょうか。
預金を沢山預けている人ほど、メリットが無くなったようにも思えます。 

私は、シティプラチナを解約したままですが、年会費半額に戻るならコスパで一考という感じでいます。