約2年使用した。
マイルはザクザク貯まります。26万マイル程貯まった。
が、いかんせん使えない機会が多過ぎた。
台湾:全滅、香港:ホテル以外の市中店舗ほぼNG、フランス:ほぼNG、日本国内の飲食店:1割程度NG。
そしてネット通販系や公共料金のカード決済系も半分位でNG。
昨年末は、「ネットでの不正利用が増えてるから」という理由で、海外でのネット決済(航空券、ホテル、etc)の承認が軒並みブロックされ、その都度いちいち電話で解除をして貰わないと通らない始末。
コンシェルジュの対応は良いのだが、私の使い方だとこちらの手間が多く、使い勝手が悪過ぎたのでブランド切り替えを決断。
朝の8:30にタクシー配車をお願いしたのに全然来ません。コンシアージュに確認すると、ダイナースからは午前8:30に予約を入れたが、MKの方では午後8:30で予約が入っていたんだそうです。「いま無線を受けた」運転士さんから「あと30分で行けます」と電話があったのですが、これでは間に合わないので通で別のタクシーを掴まえました。贅沢のためのタクシーではなく、親族の通院のためのタクシー配車でした。こういう初歩的なミスは勘弁してください。顧客の足を引っ張るコンシアージュ、そんなのダメです。
良かった点
1.100円=2mileの高還元率
マイルは爆発的に貯まります。特典航空券では随分楽しませてもらいました。ただ、このカードの魅力はこれに尽きます。また、この高還元率を考えても、他ブランドのSFCと比較して167,400円(税込)は高い。
2.レストラン予約
当方リクエストに合致するレストランをほぼ確実に探してくるコンシェルジュだったと思います。エグゼクティブダイニングもバリエーションが他社よりも多い印象。(ただし、失策もあり。後述。)
3.ブランド商品の案内(月刊誌、ダイレクトメール)が楽しい。買うことはありませんでしたが、富裕層の世界を垣間見たと思います。今まで気にもかけなかったマセラティを「こんなにカッコいいんだ」と思うようになったのもダイナースのおかげ(?)。
4.カードフェイス
これは文句なしに美しい。
残念だった点
1.旅行デスク
手配料が有料になったこと。高額の年会費を払っているのに有料はありえません。HISに何もかも丸投げで、顧客視点に立てないCCJに腹が立ちました。
ホテル予約においては、回答約束期限を守れず、ホテル予約センターの休日のために3日遅れになるというなんともお粗末な事態もありました(本件はJTB委託の時期)。
海外ホテルのベネフィットは有期限のものが多いし、旨みを感じるものもありませんでした。(海外はAMEXに勝てないですね。)
2.レストラン予約
紹介され予約したレストランが特別フェアのため現金払いである、という重要な案内をコンシェルジュが忘れる事態がありました。
上記で述べたホテル手配もそうですが、コンシェルジュに重要な「確実実行力」が低い、という印象です。
3.カードデスク
担当者のスキルが受け答えも含めとにかく低い。簡単な質問にもいちいち保留にして調べるというのは、自社が提供するサービスの勉強が足らなさすぎます。
マニュアルに無い仕事はやらないという姿勢が強い。
付帯サービスである「プライオリティパス」の更新カードが来ないのでデスクに問い合わせたところ、知らぬ存ぜぬの一点張りで、P社と直接メールでやりとりせよと言われた。仕方なくAMEXにそれとなく考えられる原因を聞いたところ、カード番号変更に伴うものと発覚。ダイナースのデスクをつついたら、すぐに対応した。
とにかく「責任回避」の思考が第一で、顧客のために行動するという考えに欠けているのは大変うんざりしました。
以上が使用感のまとめです。プラチナ級カードとしてはサービスのバランスを欠いており、年会費と釣り合わないので解約という結論に至りました。
新しい親会社の元で、立て直しが図られることを期待します。